【JJパジェッレ】スーペルコッパ・イタリアーナ インテル対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
延長戦の末、インテルに軍配…ユベントス、「伊スーパー杯」のタイトルを逃す
現地時間12日に、今季のスーペルコッパ・イタリアーナがミラノのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サン・シーロ)でインテルとユベントスが激突。
昨季のセリエA王者インテルと、コッパ・イタリアを制したユベントスとの「イタリア・ダービー」は、延長戦まで突入する白熱したゲーム展開となった。
まず試合を動かしたのはビアンコネーリ。右サイドにいたマヌエル・ロカテッリのクロスボールをアルバロ・モラタが受けて左サイドで起点に。
そのモラタが、DFミラン・シュクリニアルとの駆け引きを制してペナルティエリア中央へクロス。ボックス内で待ち構えていたウェストン・マッケニーがヘディングで押し込み幸先よく先制点を奪った。
ところがユベントスは、その10分後にインテルに反撃を許す。この試合で右SBを務めたマッティア・デ・シリオが、自陣エリア内でエディン・ジェコを倒しPKを献上。
そのPKをラウターロ・マルティネスに豪快に決められ、試合は振り出しに戻った。
その後は、攻勢を掛けるインテルに対し、堅い守備を構築してチャンスを伺うユベントスという構図に。激しいぶつかり合いが続いたゲームは、1-1のまま90分を終え延長戦へと突入した。
延長戦でも一進一退の攻防が続き、そのままPK戦かと思われた120分過ぎ、試合を決めるドラマが待っていた。
インテルの右サイドからのクロスボールを、ユベントスの左SBアレックス・サンドロが胸トラップでジョルジョ・キエッリーニにパス。
するとそのボールをマッテオ・ダルミアンに奪われ、最後はアレクシス・サンチェスに押し込まれて失点を喫した。
決勝点をものにしたインテルの選手たちが喜ぶ中、試合はそのまま終了のホイッスル。延長戦終盤に訪れたひとつのミスが、勝敗を分ける格好となった。
【試合結果】
インテル 2-1 ユベントス
【得点者】
25’ マッケニー
35’ ラウターロ(PK)
120’+1’ A・サンチェス
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6】
カンピオナートから中2日で行われた試合だが、「デルビー・ディターリア」の名にふさわしい、インテンシティの高い熱戦となった。ビアンコネーリは“プラン通り”に守備で奮闘。25分にマッケニーのゴールでリードを奪い、ネラッズーリのデザインされた攻撃を跳ね返し続けた。しかし2人のSBのプレー選択が大きな代償に。延長戦までもつれ込んだ激闘は、PK戦を目前にして呆気なく幕を閉じた。
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