特集:ユベントスはなぜシーズン序盤に失速した? 今季の順位予想は?
JJ新春(2022年)トーク特集! 第一弾
今季からアッレグリ監督を呼び戻し、チームの再編を図ったユベントス。
現在、シーズンの前半戦が終わり、苦しい状況ながらも何とか5位で折り返すことができました。そして、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでは王者チェルシーを抑え1位通過を達成。
そんなユベントスについて、JJ編集部でディスカッションを行いました。
前回好評だったトーク特集に続き、今回も欧州在住で熱いユベンティーノであるアスプロマヴロさんにゲストとして、ご参加いただきました。
▼アスプロマヴロ(@Bnjb1897)
欧州在住、ユベンティーノ歴19年。実はコアなティフォージの間では有名だった「ソロ・カルチョ(情報サイト)」の元運営者。90分という試合時間が短すぎて、怒ることもあるほど、ディープ過ぎるユベンティーノ。
▼山口 努(@14_YAMAGUCHI)
代表責任者。ユベンティーノ歴36年、JJのご意見番。熱いコラムと、詳細且つどこよりも早い試合レビューは誰にも真似できない。
▼宮城(@miyagi_calcio)
ミラノ在住歴もあり現地情報に詳しい“イタリア系”沖縄人。カルチョ畑で培った長年の経験をもとに書かれる、ユーモア溢れるJJパジェッレが好評。オリジナルアパレルショップ『FINO ALLA FINE STORE』のTシャツデザインも担当。
▼Nabeyama(@nabeyama_JJ)
JJ創設者。ネドベドの引退試合を観た時にユベントスに惹かれるも、当時はクラブの詳細を伝える日本メディアがほとんど無かったため、国内での普及を目的とし、2011年に情報サイト(JJの前身)を自ら立上げるほどの熱狂者。
――(司会:Nabeyama)今季から再びユベントスに戻ってきたマッシミリアーノ・アッレグリ監督ですが、以前の功績を考えると期待も大きかったはずです。
しかし、シーズン序盤に勝ち点を落とし、第4節終了時点で降格圏に入るなど、CL出場枠となる4位以内さえ危惧されました。
カンピオナートだけを見ると第6節時点で10失点を喫しクリーンシートは一度もなし。
新生「アッレグリ・ユベントス」がこれほど低スタートとなることを予想できましたか? また、堅固な守備が崩れた要因は何でしょうか?
宮城「スタートはチームを構築する段階で苦しむとは思いました。ただ、これ程とは予想してなかったです。守備に関しては、最終ラインの問題というよりも、チーム全体の構成、特に中盤のメンバー不足が響いたんだと思います」
「(アンドレア・)ピルロ時代から同じ問題を抱えていましたが、いちばんはレジスタの不在。何とかすぐに(マヌエル・)ロカテッリがはまって起用できるようになりましたが…」
山口「自分もまったく予想はできませんでした。守備が崩れた要因は、チームとしての約束事とかアッレグリ監督自身も『そこから教えないとダメ!?』と思うくらいクラブのアイデンティティが失われていたのかな、と」