【JJパジェッレ】セリエA第9節 インテル対ユベントス
またしても終了間際にドラマ! ユベントスがPK弾で勝ち点1を奪取
セリエA第9節が現地時間27日に行われ、ミラノのサン・シーロでインテルとユベントスが激突。
70%の観客が入り熱気に包まれたデルビー・ディターリアは、前半にネラッズーリが先制し、後半はビアンコネーリが食らいつき同点弾を上げて、1-1で終了のホイッスルを聞いた。
試合はホームのインテルが観客の後押しを受けてボールを保持。ユベントスは守勢に回り、カウンターでチャンスを伺う。
7分にはセットプレーのチャンスからFWアルバロ・モラタがエリア内左でボレーシュートを放ち、GKサミール・ハンダノヴィッチを強襲。ビアンコネーリが最初の決定機を迎えた。
しかし、先制ゴールを決めたのはインテル。
17分、フェデリコ・ベルナルデスキが肩の負傷でピッチを離れている間に、ハカン・チャルハノールにエリア外から強烈なミドルシュートを許すと、そのボールがクロスバーを直撃。
跳ね返りをゴール前にいたエディン・ジェコに押し込まれ、ユベントスがビハインドを負う展開となった。
その後は互いに攻め合うも得点は生まれず、後半に突入。ビアンコネーリの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリは積極的に交代カードを切って1点を狙いにいく。
すると終了間際の85分、敵陣のペナルティエリアまで侵入していた左SBのアレックス・サンドロが、インテルのDFデンゼル・ダンフリースとの接触によりPKを獲得。
一時は審判に流されたもののVARの介入により判定が変わり、それを途中交代でピッチに入ったパウロ・ディバラがきっちりとゴールに沈めた。
土壇場で試合を振り出しに戻したユベントスが、敵地で行われた今季最初のデルビーで勝ち点1を持ち帰ることに成功している。
【試合結果】
インテル 1-1 ユベントス
【得点者】
17’ ジェコ
89’ ディバラ(PK)
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6.5】
インテルの方が攻守において完成されたチームだったのは間違いない。ビルドアップ時にはサイドと中央が分断され、中盤でボールをロストすることが多かった。ただベルナルデスキがピッチの外に出ている数的不利な状況で失点したのは不運。それでも後半は徐々に巻き返し、ディバラの前に向かうプレーが「フォルトゥーナ(幸運の女神)」の心を掴んだ。昨季の王者相手に価値あるドローだ。
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