【JJパジェッレ】セリエA第5節 スペツィア対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 ヤチマターノ・リョウスケ
苦しみながらもリーグ戦今季初勝利! 気持ちで掴んだ価値ある勝ち点「3」!
セリエA第5節・スペツィア戦が現地時間22日、スタディオ・アルベルト・ピッコで行われ、ユベントスがアウェイの地で3-2と勝利した。
2分け2敗と不調にあえぐビアンコネーリだが、この日は過密日程の影響もありターンオーバーを敢行。FWモイーズ・キーンやSBマッティア・デ・シリオがスタメンに名を連ねた。
今シーズン初勝利を目指すビアンコネーリは28分、今夏エヴァートンから復帰したキーンの活躍で早速先制に成功する。
DFレオナルド・ボヌッチが最終ラインからロングフィードを送ると、これにMFアドリアン・ラビオが反応。
敵DFとの空中戦を制してボールを落とすと、背番号「18」が絶妙なトラップでこれをコントロールし、右足を一閃。これがゴール右隅に決まり、幸先のいいスタートを切った。
しかし33分、右サイドでFWエマニュエル・ギャシに侵入を許すと、そのまま右足でコントロールシュートを決められ、試合を振り出しに戻されてしまう。
是が非でも勝利が欲しいユベントスはハーフタイムでデ・シリオとMFロドリゴ・ベンタンクールを下げてSBアレックス・サンドロとMFマヌエル・ロカテッリを投入。巻き返しを図る。
だが49分、カウンターからFWジャニス・アンティステに裏を取られ、あっさりと失点。1-2と逆転を許してしまった。
意気消沈するビアンコネーリだが66分、FWフェデリコ・キエーザが流れを変える。
この背番号「22」が敵陣コーナー付近でボールを奪うと、そのままペナルティエリアに侵入。
FWアルバロ・モラタとの絡みから、最後はこぼれ球をキエーザが押し込み、同点ゴールを奪う。
さらに72分、コーナーキックからのこぼれ球をDFマタイス・デ・リフトが右足でねじ込み逆転ゴールを奪取。試合を3-2とひっくり返すことに成功した。
その後は息を吹き返したビアンコネーリがゲームを上手くコントロールし、スペツィアの反撃をシャットアウト。
そのまま試合を終わらせ、敵地で今季初勝利を飾った。
【試合結果】
スペツィア 2-3 ユベントス
【得点者】
モイーズ・キーン 28’
エマニュエル・ギャシ 33’
ジャニス・アンティストテ 49’
フェデリコ・キエーザ 66’
マタイス・デ・リフト 72’
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【7】
カンピオナート5戦目にしてようやく今シーズン初勝利。一度は逆転を許したが、ビッグクラブとしての意地を見せつけ、なんとか勝ち点「3」を手繰り寄せた。2失点目直後は風前の灯火となっていたビアンコネーリの面々だが、キエーザの気迫が周囲に伝播し、見事復活。現在のユベントスにとって「3」ポイント以上に価値のある勝利となった。