【今節は無料公開! JJパジェッレ】セリエA第3節 ナポリ対ユベントス
MOM: モラタ(82分までプレー) 【6.5】
ナポリのビルドアップに単独でプレッシャーを掛けて、DFマノラスからボールを奪いそのままフィニッシュ。GKオスピナとの1対1を難なく沈め、10分に貴重な先制弾を獲得した。その後もスペースを狙った動き出しでいくつかのチャンスを創出。後半はチームの重心が下がったことで孤立する時間も多かったが、背番号「9」のゴールがなければ一方的な試合を強いられていたかもしれない。
シュチェスニー 【4.5】
まるで悪夢の続編を見ているようだ。第一弾は開幕戦に起きた衝撃的なミス。そして、第二弾が今節「公開」された。インシーニェのきわどいシュートをキャッチし損ね、そのこぼれ球をポリターノに押し込まれて戦況が一変。キーンの“オウンゴール”は防いだが、弾いた先に待っていたのはクリバリだった。こんな悪夢はもうこりごりだ……。
デ・シリオ【6】
クアドラードとダニーロの不在により今季初となる先発出場の機会を得た。時に軽い守備対応はあったものの、涼しい顔をしながら的確なプレー選択で淡々と自身の役割をこなし、指揮官の信頼に応えている。後半途中からはシステム変更で右サイドから左へ。相手を脅かすプレーは少ないが、ピッチにおける優等生ぶりは健在だった。
ボヌッチ 【6.5】
最終ライン中央でナポリのCFオシムヘンと激しいバトルを繰り広げた。キエッリーニをはじめ、周囲の味方と連動した動きで、相手のカウンターに対応。真ん中をこじ開けられることはほとんどなかった印象だ。また、ビルドアップ時には冷静にボールを回し、時には効果的な縦パスも入れている。結果には結び付かなかったが個のパフォーマンスとしては及第点以上だ。
キエッリーニ 【6】
このベテランCBの老獪なディフェンスは、虎視淡々とチャンスを狙う相手に大いに効果を発揮した。スペースに走り込むオシムヘン、中盤から前線へと飛び込んでくるエルマス(後半はウナス)らを抑え、セットプレーではクリバリとのパワー対決にも打ち勝った。それでも、85分の失点だけは防げず。ただ、この男がいなければ更に難しい試合になっていただろう。
ペッレグリーニ 【6】
今季ユベントス残留を決めた22歳が思わぬ形でビアンコネーリ・デビュー。A・サンドロの欠場に伴い先発メンバーに名を連ねた。左サイドで幅を作り、シンプルなプレーでボールを展開。また守備ではラビオとの連携でナポリの右サイドを抑えた。後半は疲労により早々に交代したが、昨季終盤戦の長期離脱を感じさせないパフォーマンスを見せている。