パラーティチ、ユベントスでの仕事に「自分の責任は自分で負わなければいけない」
2021/06/05
EuroSports
――最近では、(クリスティアーノ・)ロナウドの去就についても噂されていますが、彼に関する取引の裏話などありますか?
そして、11年間に一度くらいは失敗する年はあると先ほど会長が言いましたが、放出した選手たちの中で、今思えば絶対に放出するべきではなかったと思うジョカトーレはいますか?
「ロナウドに関する裏話はもう全て明かされたとんじゃないかな。当然のように、たくさん話題になったからね」
「交渉はとても迅速で直線的に行われたんだ。そもそもこのようなカンピオーネと交渉する場合、基本的に彼らは移籍することへの決意が固まっている場合が多い」
「そして、レアル・マドリーやユベントスのようなレベルのクラブと交渉を行う場合、とても優秀な人間たちが交渉を取り仕切っているんだ」
「そのため、失敗する可能性は、ほんのわずかしかないんだよ」
「絶対に放出するべきではなかったと考えているジョカトーレはいないけど、じっくりと考えてみれば、いたかもしれないね」
「ただ我々は、その時の状況で決断を下すってことを考慮しておく必要がある」
「放出してから2年が経過したジョカトーレについて、当時の状況を知らずに評価してしまうのはナンセンスだ」
「一般的に、我々のような職業に就いている者は、例えば1日に10件決断すべきことがあるとして、その内3件で誤った決断をするのは普通のことだと考えているよ」
「優秀な者とは、全くミスをしない者ではなくて、最もミスが少ない者のことを言うんだ」
「また、決断を下さないというチョイスもあるけれど、私からすれば、それはとても間違っていると思う」
「例えば、先に延ばした決断は、あまり責任感のない自分の部下がその決断を下す恐れがあるからね」
「そのため、失敗すると分かっていても、自分の責任は自分で負うべきなんだ」