ユベントス時代にピルロとプレーしたパドイン「彼はあまり話すタイプではないが…」
「チームにはゲン担ぎで触りにくるやつがいた」
今月15日に17年間の現役生活にピリオドを打った36歳のMFシモーネ・パドインが、4シーズン半を過ごしたビアンコネーリでの思い出について振り返っている。
イタリアメディア『gianlucadimarzio.com』が同日、インタビューに応じたこのベテランMFのコメントを伝えた。
ユベントスへの移籍やスクデット獲得について語ったパドインは、加入してからチームが5連覇を達成したことからティフォージの間ではタリズマン(縁起物)とも呼ばれていた。
しかし、それはティフォージだけではなく、チームメートからも幸運を呼ぶ人物として一目を置かれていたようだ。
「私には運が良いのかどうかは分からないけれど、今の世の中はネット上に情報が流れれば翌日にはそれが広がって効果を発揮しているよね?」
「(その影響から)試合の前には、ゲン担ぎで僕に触って来る人たちがいたよ。今でも元チームメートたちの中には、僕のことを未だにタリズマンと呼ぶ者もいるんだ」
そんな“強運の持ち主”は、ユベントスに加入してからの最初の数年間は特別な雰囲気が漂っていたと語る。
パドインはドレッシングルームでの裏話を持ち出し、当時のチーム内の雰囲気の良さを明かした。
「僕らはとても素晴らしいグループだったよ。カンピオーネ(一流選手の意)がたくさんいたね。それが、僕らに良い結果をもたらしたんだ」
「それに雰囲気も愉快なものだったよ。その中でもイタズラ王は、チームメートのズボンやソックスの“カット”を専門とするイタズラをしていたシモーネ・ペペだった」
「よく被害に遭っていた選手?(アレッサンドロ・)マトリは何度もターゲットにされていたよ。(ファビオ・)クアリャレッラもかな…」
また、ビアンコネーリ時代のチームメートとして一緒にプレーしていたのが、現在ユベントスで指揮を執っているアンドレア・ピルロだ。
このビアンコネーリの指揮官は、タクトを振る場所をピッチからベンチへと変えたが、パドインは「現役時代の頃に似ている」と自身の見解を述べた。