ピルロ「我々ユベントスはまだまだ発展途上。一歩一歩、前に進んでいく」
――今夜の試合は、シーズンの初めからかなり大きな一歩を踏み出す内容となりましたね。
あなたとしては、(アルバロ・)モラタとクルゼフスキ、そして(フェデリコ・)キエーザの連携面は、日々向上しているように感じますか?
「攻める時に、できるだけ多くの選手たちが攻撃に参加するというのが私の当初からのアイデアだったんだよ」
「キエーザは両サイドでプレーすることが可能だし、クルゼフスキは中央に入ってトレクアルティスタのようなプレーをすることができるね」
「同様にアーロン(・ラムジー)もサイドから中央に入り、モラタの背後でプレーすることが可能なジョカトーレだよ。それに、両サイドの高い位置には裏抜けができるサイドバックがいる」
「その上、新型コロナウイルス感染により離脱している(クリスティアーノ・)ロナウドと、まだトップコンディションではないディバラがいることも忘れてはいけないよ」
「攻撃陣のメンツは変えることはできるけど、それぞれが役割をちゃんと解釈できる相応しいポジションでプレーさせる必要があるんだ」
――今夜、常にクアドラードが4人目のDFとして攻守に渡って貢献していたために、キエーザは一度もサイドバックとしての仕事をしませんでした。
キエーザには、ウィングバックとして前後運動させずに高い位置取りをさせたままの方がかなり役に立つかもしれませんね。
つまりその方が、1点目に絡んだ時のように、1対1で相手を交わすキレの良さが維持できると思います。
「そうだね。実際その通り、彼は我々が望んでいる戦い方に最適なジョカトーレなんだ。彼は5人目のDFになるべきではないし、サイドアタッカーであるべきだよ」
「もちろん守備時にはサイドハーフとして守りに参加しなければいけないけれど、どちらかと言えば、攻撃的な選手であるべきだ」
「今日は左サイドでプレーしたけれど、先週の土曜日には右サイドでプレーした」
「彼は両サイドでプレーできるし、どちらでも良いパフォーマンスができるよ」