ユベントスをイタリア王者に導いたサッリ「3日からリヨン戦に向けて全力を注ぐ」
「0-1の状況からリスタートすることは非常に難しいことだと分かっておく必要がある。それに、特にこのような状況なら、試合のテンポを速めることも難しくなるね」
「今夜のローマ戦についても、この気温の中で試合を行うことはとても難しいことだった。リヨンは当然守りを固めて来ると思う」
「そういうことを考慮すれば、ちょっとした懸念や怖さがあった方がいいんだよ」とリスクを負って戦う意志を明かした。
また、『リヨン戦までの短い期間に、失いつつある勝者のメンタリティを取り戻すことができるか?』という手厳しい質問には「まずは最優先で選手たちを回復させることが大事になる」
「それに、我々に刺激をもたらすことにもなる『真剣勝負』だという感覚を取り戻させることも大事だね」
「どのような結果になるかは私には分からないけれど、直近の2、3試合とは全く異なる姿勢でピッチに向かうことになるのは間違いないよ」
「それから、結果を手にしたチームが少し気を緩めてしまうことに関しては、私も不安に感じていることだ」
「頭を切り替えることは、自動的にできるわけではない。我々は、この数日間に行うトレーニングで誰が最もチームにエネルギーや信頼を与えることができるかをしっかりと見極める」
「そのうえでリヨン戦に出場させる者を決めるつもりだ」と先発する選手の基準について話した。
そして、『CLの試合を迎えるにあたって、“エネルギーに溢れているチーム”の方が有利なのか、“少し疲弊していても試合慣れしているチーム”の方が有利なのか』を問われると「それを答えられる者はいないんじゃないかな」
「こういう状況を経験したことがある人などいない、あまりにも特殊な状況だ。私も常にこの質問について考えて来た」
「でも、どのようにしてその日を迎えるのが一番良いかという答えを出すことはできなかった」
「このような状況で試合を行うことに慣れている一方で、エネルギーを消耗してこの試合を迎える方がいいのか、それとも、元気である反面、真剣勝負をする感覚が薄れている状況でCLを迎えた方がいいのか、私にはどちらの方が有利なのか最後まで理解できなかった」
「明らかに特殊な状況だから、現時点では答えられないよ。私としては、これまで試合をし続けて来た我々の方が有利だと思いたいね」と語り、欧州の舞台における戦いに向けて気を引き締めた。