ユベントスをイタリア王者に導いたサッリ「3日からリヨン戦に向けて全力を注ぐ」
また、サッリは7月の月間MVPにも輝いたFWパウロ・ディバラの調子や、リヨン戦でディバラ、FWクリスティアーノ・ロナウドとトリデンテを組む選手についても言及した。
「たとえ分かっていたとしても、私はそういう質問に答える人間ではないよ。とにかく、今は私でさえどうなるか分かっていないんだ」
「パウロの状態はかなり良い。明日の朝ピッチでプレーさせてみて、どんな反応をするか見てみるつもりだよ。それに、まだ彼がリヨン戦に100%出場できると決まったわけではない」
「それから、さっきも言ったように、選手の価値とは他に、今は選手にエネルギーがどれだけあるかということも考慮する必要があるんだ。リヨン戦では、フィジカルやメンタルエネルギーが必要な試合になることは間違いないからね」
「シングルプレイヤーの価値とは別に、誰がエネルギーを発することができるのかをトレーニング中に慎重に理解する必要があるんだ」とコメント。
具体的な起用法については言葉を濁しつつ、リヨン戦で重要となる要素についても語った。
最後に、記者から『このシーズンに、今までに知らなかった自分自身の新たな素質を何か発見したか?』と問われると「忍耐力だね。私にはこれが全く欠けていたんだ。今は徐々に我慢できるようになってきているよ」
「リヨン戦の結果で1年間やって来た仕事への評価が変わるかもしれないって? 大事なのはその中身であり、第三者からの評価ではないからそこまで影響を受けはしないよ」
「私は、ここでCLに優勝しなかったからといって、私の前任者らが良い仕事をしなかったなんて考えるわけではないんだ」
「特にこういう状況を考慮するなら、残念ながらイタリアではない国のチームがCLで優勝する確率が高いはずだね」
「今季我々がチームとして抱えたあらゆる問題に対して、我々は結果的に満足すべきだと私は考えているよ。最も強いチームがタイトルを逃す可能性があったあまりにも特殊なシーズンだったんだ」
前人未到のスクデット9連覇を達成し、残るコンペティションはCLのみとなったユベントス。
過密日程を切り抜け、疲労を抱えたまま挑む欧州の舞台での戦いだが、サッリはチームをヨーロッパの頂点に導くことができるか。