元ユベントスGMモッジ、伊杯敗戦の指揮官に「サッリにはまだチャンスがある」
2020/06/20
Il Pallone Gonfiato
「アッレグリはパリへ行く」
ナポリとのコッパ・イタリア・ファイナルに敗れたユベントス。
“勝利を義務付けられた”クラブにとって、タイトル獲得失敗の責任は、指揮官にも重くのしかかってくる。
しかし、元ユベントスのGM(ゼネラル・マネージャー)であるルチアーノ・モッジ氏は監督のマウリツィオ・サッリを擁護。
来季もビアンコネーリの監督として、続投することを予想している。
イタリアメディア『TUTTO JUVE』は現地時間19日、モッジ氏が同国のテレビ番組『7 Gold』に出演した際のコメントを伝えている。
この元ビアンコネーリのGMは「サッリ? 彼は来季もユベントスの監督として過ごすことになるだろう」
「ユーベは容易に指揮官をクビにするようなクラブではないよ」
「サッリは次のシーズンで、その手腕の良し悪しを評価されるだろうね」
「彼にはまだチャンスがある」と話し、悩めるイタリア人指揮官の将来について言及した。
また、前監督のマッシミリアーノ・アッレグリについては「マックス(アッレグリの愛称)が戻ってくるかって? ないだろうね」
「私の情報では、彼はフランスに行く。パリ・サンジェルマンが彼の次の行き先だ」とコメント。
ユベントスで一時代を築いた“功労者”の復帰の可能性については否定した。
カルチョの再開から2試合を終えて、未だ無得点のビアンコネーリだが、サッリにはここからの奮起をしたいところだ。
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コメント
ズルい言い方、立場ですが『解任でも留任でも、どっちでもいい派』です。監督は誰でもいいかなと考えているので。1番好きなのはアレグリですが。但し、サッリを現時点で支持・擁護する事は出来ないですし、しません。ご指摘の通り不確定要素や不安要素というエクスキューズはありましたが、現時点では時間が経っても希望を感じられる要素が無いからです。攻撃面での内容改善を求められて、前任者よりも点が取れていない時点でまず弁解の余地はありませんし、世界最高のストライカーを擁していながら未だに内容の向上がないのは大問題です。開幕から見ていますが、あれだけサイドからのクロスを多用しておきながら、マンジュキッチを放出してイグアインを残して、監督のコメントが『戦術にマッチしていなかったから』というコメントを見た時は『気でも触れたか?』と思いました。この点は編成担当も同罪です。サッリ自身のピッチにおける振る舞いも、負けた後の反発力を感じません。今までは負けた後の試合は力づくで勝ちに行き相手をねじ伏せていましたが、サッリからはそういうエモーショナルな物を感じません。よく言えば『クールなインテリ』、悪く言えば『自分の事以外興味が無い淡泊さ』です。現時点では彼のユーべでのキャリアは無く、ビッククラブ(優勝を常に狙うクラブ)での仕事は彼には回ってこないと考えてます。結果が多少悪くても、チームとして納得出来るものがあれば彼も支持はされると思うですけどね。ナポリ時代のユーべに対する振る舞いがあったのにこれでは誰も味方になってくれないですよね。もう少し反骨精神の強い人間だと思ったのですが、それも感じないので残念です。
勝利と云う結果が出るなら、監督のスタイルが浸透するまでサポーターは待てるでしょう。
タイトルを落としたから、自分含めてみんな好きなことをいって騒いでるんです。
チームは、ボニペルティの格言と一緒に50年以上の時間を歩んできました。
華麗なプレーをしようが、地味なプレーをしようが、それは重要ではないんです。
チームのアイデンティティーは
”vincere non e importante, l’unica cosa che conta”
若しくは”fino alla fine”という言葉で表現されてます。
だから、その唯一のモノを手に入れようとピッチで戦う選手は
ファンに受け入れられ絶大な声援を贈られてます。
そして、その唯一のものの1つを2年連続で失いました。
だから、騒いでいるんです。こんなことで、あのローマでの戴冠以来
遠ざかっているCLを取れるのか!とね。
夢から目標に変わったタイトルを取るのはチームもサポーターも皆の目標です。
そのためには勝利を積み重ねるのが唯一の方法です。
いちユヴェンティーノのどうでもいい個人的意見ですが私もサッリは「擁護派」ですね。もう少し長い目でサッリユーヴェの成長をみてあげたいなと。
サッリアウト、という方々の意見は否定しません。思ったほど点取れてないのは事実ですし、マンジュキッチの退団を最後にユーヴェ魂が失われつつあるのは確かに残念です。
が、就任一年目、それも戦術がほぼ180度変わったんです。しかもめちゃくちゃ緻密で就任当初から時間がかかると言われてきたシステムです。グアルディオラだってシティ就任一年目は苦労して色々言われてました。今季はコロナ騒動もありましたし、加えてベストコンディションなら間違いなく主力のキエッリーニ、ケディラ、コスタあたりがこぞって出られてません。むしろ僅差とは言えカンピオナート首位ですから今季よくここまで頑張ってるなぁと。もちろん、タイトルを獲りに行く気概を見せてほしいですけどね。
ユーヴェ魂が・・・という意見には賛同ですが、「最後まで走り続ける、諦めない」魂ってのは、監督の構築したシステムへの正しい理解の上に成り立つものだと。ですから私は、失われたユーヴェ魂は選手たちが監督のやりたいことを理解した上でそう遠くない将来に帰ってくると勝手に信じてます。
気持ちが出ちゃいました。長文すみません。
『ズルい言い方云々~』と投稿した者です。本来は返信をする形メッセージを送る予定だったのですが、個別のコメントになってしまいました。文章から現状に対する全てのユベンティーノの苦悩を記していた様に感じたので、黙っていられませんでした。
全て『産みの苦しみ』と言ってしまえばそれまでなのですが、現時点で希望がほぼ見えないのも強く感じています。メインで言いたい事は自分のコメントを見てください。
コメントで『ペップのシティ』に触れていますが、私の思い違いでなければ確かにペップのシティ1年目は色々と言われていました。しかし、所謂『ペップのサッカー』の片鱗は感じられて、試合を見て『あぁ、いつものペップのサッカーだ…』というのが伝わってきていた半面、穴も大きくそこを騒がれていた形だった思います。なので『穴を埋めれば形になるな』と見ていて感じた覚えがあります。
逆にサッリは自分のやりたい事の片鱗が感じないうえに、穴だらけなので『ペップのシティの1年目と同じ状況だから擁護しようよ』という声が上がりにくいのかもしれませんね。
更に彼の立場を悪くしていると感じるのが、彼自身の振る舞いです。ナポリに負けた試合でナポリファンに挨拶に行ったり、変なプレーをしてもアレグリやコンテのようにブチ切れて怒鳴り散らすというのがあまり無いので、所謂『エモさを感じない、パッションを感じない』=『ハートが無い』と見え、『ボスとして任せたくない』=『サッリアウト』となるのだと思います。
モッジが言うのであれば、サッリにはまだまだチャンスがあるでしょうが、ファンからの支持を得るにはサッリ自身もボスとしての風格と振る舞いをしないと、結果が出ても『さっさと出ていけ』という声は止まないでしょう。