ユーべが遂に欧州ベスト４に戻ってきた

UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝が終了し、ベスト４が決定した。ベスト４進出チームと試合結果は以下の通り（左が２ndレグをホームで戦ったクラブ）

ベスト４進出：ユベントス
モナコ　（０）０－０（１）　ユベントス

ユベントスは、１stレグで得ることができたリードを守りきり、遂にベスト４入りを果たした。しかし、２ndレグは楽観できるような内容では無く、特に前半はユーべのペースでは無かった。そこに３年連続イタリア王者としての姿は無く、自らのミスによって相手に決定機を与え、幾度となくサポーターに悲鳴を上げさせた。しかし、個々のミスは多く見受けられたが、仲間がしっかりとフォローし、最後まで相手に得点を許さなかった。ブッフォンの試合後のコメント通り”勝利への意思”がユーべをベスト４へと導いたのだろう。

ベスト４進出：レアル・マドリード

R・マドリー　（１）１－０（０）　A・マドリー

ダービーで今季全７戦で勝利が無いレアル・マドリードは、遂にダービーを制することができた。ホームでの戦いということもあり、失点は許されない状況で終始攻め続け、８８分にアトレティコの防壁を打ち破りベスト４進出を決めた。ベイル、ベンゼマの復帰がいつになるかは分からないが、ルカ・モドリッチが今季CLの舞台に立つことはないだろう。それでも、十分過ぎるメンバーを有するR・マドリーが難敵となることは間違いない。

ベスト４進出：バイエルン

バイエルン　（７）６－１（４）　ポルト

２ndレグで大奮闘したのは、間違いなくバイエルンだ。１stレグで１－３と負けており、バイエルンの敗退が決定したかのように語る評論家もいた。しかし、１stレグでの負けは引きずらず、健在のメンバーだけで恐ろしいほどの猛攻を見せた。２ndレグでの６得点中、得点者は５人。観ていた誰もが、バイエルンのゴールへ向かう強い意志を感じたことだろう。

ベスト４進出：バルセロナ

バルセロナ　（５）２－０（１）　PSG

PSG相手にほとんど何もさせなかったバルセロナは、ベスト４で最も調子が良いチームと言えるだろう。僅かなスペースであっても隙を作れば、そこにピンポイントでフィードできるパサーや、圧倒的な決定力でゴールを狙ってくる選手達がいる。ユーべはモナコ戦２ndレグのような戦いをしていては、バルセロナ相手に守り抜くことは到底できないだろう。

欧州ベスト４ともなれば、誰もが知る強豪しか残っていないのは当然。ここまで来れば簡単な試合などが無いことは言うまでもないが、もし優勝最有力候補を選ぶなら、CLとリーグで圧倒的な強さを見せているバルセロナになるかもしれない。準決勝の対戦相手としては、どこが理想となるだろうか。準決勝の抽選日は４月２４日１９時（日本時間）にスイスのニヨンで行われる。

たとえどこが対戦相手となろうとも、ユーべならきっと夢を見させてくれるはずだ。