ユベントス、因縁のフィオレンティーナを一蹴! C・ロナウドはトレゼゲの記録に並ぶ
安定した試合運びで白星を取り戻す
後半も試合の主導権はユベントス。しかし54分、ミドルシュートを放たれると際どいシーンを連続して作られるが、集中した守りで跳ね返す。
しかし、このプレーで波に乗ったフィオレンティーナはビアンコネーリのミスも手伝い、押し込む展開がつづく。
すると63分、際どいミドルシュートをMFマルコ・ベナッシ放たれ、肝を冷やす。
イタリア王者もその直後の64分に反撃。コスタが右サイドを独力で崩すとPA内で待ち構えていたイグアインがテクニカルに合わせる。
わずかにGKが触るも、ボールはクリスティアーノに渡り、シュートを放つもDFがブロック。追加点には至らない。
追加点が欲しいマウリツィオ・サッリは67分、イグアインを下げFWパウロ・ディバラを投入し前線に変化を与える。
ラ・ホヤ(ディバラの愛称)は74分、自身のミスからボールを奪われると自陣まで追いかける気迫をみせ、スタジアムを沸かせる。
すると76分、ディバラを経由しベンタンクールが巧みなボールタッチで相手を揺さぶるとPKを誘発。
VARにより確認後も判定は変わらず。このPKをクリスティアーノが蹴り込み、今シーズン3度目のドッピエッタを達成する。
サッリは83分、コスタを下げFWフェデリコ・ベルナルデスキを投入。前線のローテーションを試みる。
つづく87分、PA内に侵入すると積極的にゴールを狙うもDFがブロック。コンディションの良さを伺わせる。
サッリは88分、MFアドリアン・ラビオを下げMFブレーズ・マテュイディを投入し守備固めに入る。
試合終了に思われた91分、ディバラのセットプレーからDFマタイス・デ・リフトが頭で合わせ、3-0。
この得点で勝敗をほぼ決めたイタリア王者はそのまま逃げ切り、セリエA通算1600勝を挙げた。
▼試合結果
ユベントス 3-0 フィオレンティーナ
▼得点者
クリスティアーノ・ロナウド 40’
クリスティアーノ・ロナウド 81’
マタイス・デ・リフト 91’
著者:J-JOURNAL 山口 努
コメント
個人的MOMはボヌッチ。向こうのロングカウンターをほとんど先手で潰していたのは彼。
バックラインからのパスミスというが、あんまりそんな印象もないし、それで手酷い攻撃を受けた記憶はさらにない。危険なときに、前が受けれなくても強く蹴るというのはイタリア的な守備重視の観点からはありと思う。
よく勝った。
やっぱりディバラがいると違う。それも、前半とアプローチ変えて相手が強めに前からプレスをかけにきて中盤にスペースが出来てきたあの時間帯でのディバラ投入はいい采配でした。
あとは最終ラインからの組み立てでちょっとしたパスミスがなかなか少なくならない。特に前半なんかプレスほとんどかかってなかったんだし、プレスかかってパスミスならまだしも、「足元で受けたい」「前に走っててほしい」の意図のズレの多さはそろそろなんとかしてほしい。CLだと命取りになりかねない。
個人的MOMはデリフト。