【JJパジェッレ】CLグループステージ第3節 ユベントス対ロコモティフ・モスクワ
MOM:ディバラ(82分までプレー) 【7.5】
スタートからピッチに立った「10」番が、膠着状態にあった試合の流れを一気に動かした。同点ゴールのシーンでは、パスを受けた際に守備陣の寄せの甘さを見逃さずに左脚を振りぬいた判断が功を奏している。
直後の2点目もいち早くサンドロのシュートのこぼれ球に反応。これらの得点のみならず、前半から継続して狭いエリアにドリブルで仕掛け、中央からこじ開ける気概を見せたことも高く評価したい。
シュチェスニー 【6】
最初に訪れたピンチでは一度セーブしたものの、セカンドボールを押し込まれた。ただこの失点シーンに関して直前に突破を許したことが大きな原因であり、この正守護神が責任を背負うことはない。先制点を許して以降、守備時にプレーに関与する機会はほとんどなかった。
クアドラード 【6.5】
中央にスペースを与えないロコモティフ・モスクワの守備陣形を前に、サイドの深い位置からの突破はチームにアクセントを加えた。1対1の局面ではほぼ毎回勝利し、ゴール前に鋭いクロスを供給。また開始序盤を中心に敵陣でファウルによりプレーを切り、ロングカウンター阻止にも一役買った。
ボヌッチ 【5】
この一戦ではこれまでと異なり、やや精彩を欠くプレーが目立った。前半、ビルドアップで2度パスをカットされショートカウンターの機会を与える。28分にセットプレーで攻撃に関与した直後、FWミランチュクに突破を許し失点に関与。
後半は味方が押し込む時間帯が続いたこともあり目立ったミスは無かったものの、守備を固める相手に対して先制点を献上した責任は重い。
デ・リフト 【5.5】
前半はロングフィードに対して高い位置でボール奪取を試みたが、捕まえ切れないシーンが散見された。失点の場面ではゴールキックに対する競り合いでボールに触れられず、ミランチュクにパスが渡ってしまった。後半はスタートポジションの重心をやや後方へと修正を施したことにより、パフォーマンスが改善されている。
アレックス・サンドロ 【6.5】
開始序盤はロングフィードやカウンターをケアするポジションをとることが多かった。しかし後半は相手の運動量が落ちる時間帯でスタートポジションをやや上げると、敵陣に押し込む時間帯に自らが放った枠を捉える強烈なミドルシュートにより、逆転弾を演出した。