人種差別を問題視! FIGCがセリエA第19節全試合の延期を示唆
2018/12/28
SportBrief
問題を起こしたインテルは2試合の無観客試合+罰金か
FIGC(イタリアサッカー連盟)は27日、インテル対ナポリ戦で起こった人種差別を問題視している。
現地時間26日、スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われたインテル対ナポリとの一戦でそれは起こった。
ナポリのDFカリドゥ・クリバリに対し、スタンドにいたティフォージが差別的なチャントや暴言を浴びせたようだ。
そのため、FIGCは同29日に予定されていたセリエA第19節全試合の延期を検討しているようだ。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』ほか主要メディアは27日、この不本意なニュースを伝えている。
FIGCは、問題を起こしたインテルには「2試合のホーム無観客試合+罰金」を下すことを検討しているようだ。
古くからカルチョに蔓延する「人種差別」だが、現在でもたびたび表面化する。
しかし、全試合の延期処置は愚行を犯す人間たちを正すことになるのだろうか。
セリエAがサッカー界のトップシーンに戻るには、もっと抜本的な改革が急務となるだろう。
観客動員数世界一のプレミアリーグではチケットの値上げをし、フーリガン対策を行ったのはよく知られた事実だ。
ブンデスリーガでは、チケットは安価ではあるもののセキュリティは警備会社に一任し、入場時の厳密なチェックやアルコール検査を実施。
近年では映像により問題を起こした人物を特定し出禁措置などを強化。結果的に観客動員数を右肩上がりに伸ばしている。
FIGCの下す決定が、これまでの杓子定規に則った「無観客試合+罰金」では微々たる変化しか望めないのが実情だろう。
世界のサッカーシーンの耳目を集めるほどの改革を期待しているのは、多くのカルチョファンの願いのはずだ。
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コメント
セリエファンからすれば非常に残念でならない。
やはりこういう部分は他国リーグに比べて「圧倒的に遅れている」と認識せざる得ない。
せっかくリーグレベル上がってきてるのに恥ずかしいわ。
この問題を解決したいなら、もっと
根本対策を考えないとダメですね。
チームにとって無観客試合や罰金は
大きな痛手だけど、サポーターには
痛くも痒くも無い。
入場禁止やスタジアム周辺への立ち
入り禁止など外国の取り組みを学び
導入する事を期待したい。
今のままなら同じ事が繰り返される
だけで何の解決には繋がらない。
10年以上前から同じ事
言ってるけど、改善されましたか?
1試合ずつズレ込むんじゃなくて
延期にした分の1試合を
どこかにねじ込むんですよね?
ユーベはどこかで日程の
皺寄せが来そうだなぁ・・・
差別ダメ、ゼッタイ!