ユベントスの背番号「7」、人種差別を受けたナポリDFを支持
2018/12/28
Manchester Evening News
セリエAに蔓延する悪しき風習
セリエAで悲しい事件が起こった。ナポリのDFカリドゥ・クリバリへの人種差別問題だ。
現地時間26日に行われたセリエA第18節インテル対ナポリの試合に先発したこのセネガル代表DFは試合中、相手ティフォージから繰り返し人種差別のチャントを浴びせられていた。
そして、後半にイエローカードを受けた際に審判への抗議をしたとして2枚目のイエローカードを提示され、退場処分となっている。
試合後、この一件の被害者であるクリバリは自身のTwitterにて「自分の肌の色を誇りに思う」
「そしてフランス人であり、セネガル人であり、1人のナポレターノであることは僕の誇りだ」と差別に負けない強い姿勢を見せた。
また、このセリエA屈指のディフェンダーには世界中から激励の言葉が送られている。ビアンコネーロのFWクリスティアーノ・ロナウドもそのうちの1人だ。
この背番号「7」は27日、自身のInstagramを更新。「世界のフットボールでは、教養や尊敬が求められる」
「人種差別やいかなる攻撃も許されない」とライバルクラブのジョカトーレへメッセージを送った。
カルチョの世界では度々こういった問題が散見される。
これらの愚行に歯止めをかける意味でも、C・ロナウドのような影響力のある選手の呼びかけは重要な役割を果たしそうだ。
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