ユベントスの未来を担うFWキーンにオランダ1部クラブが関心か?
代理人との関係性が強み
ユベントスの若武者モイーズ・キーンは先日、イタリア代表のトップチームに招集されたことでユベンティーニの注目を集めた。
この若干18歳の逸材にオランダ1部のPECズウォレが関心を示しているようだ。
現地時間19日、同クラブのスカウト部門責任者ベン・ヘンドリクス氏の言葉をイタリアメディア『Calciomercato.com』が伝えている。
キーンの才能は、10代ながらマッシミリアーノ・アッレグリ監督に認められ、ユベントスのトップチームに登録されるなど折り紙つきだ。
しかし、今シーズンの公式戦出場はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第2節・ヤングボーイズ戦での12分間に留まっている。
そこで、この若き才能にPECズウォレが目をつけたようだ。同クラブは、FWジャンルカ・スカマッカ(19)やSBアレッサンドロ・トリパルデッリ(19)など、キーンと同じくミノ・ライオラ氏が代理人を務める選手を多く抱えるている。
PECズウォレのスカウト、ヘンドリクス氏は「間違いなくキーンは重要な選手だ。我々は過去にも彼を求めていたことがある」と同選手への関心を認めた。
また、「もちろん私はライオラのことをよく知っている。我々は重要な選手に出場機会を与えるため、常にビジネスを探している」と続ける。
さらに、「すでにクラブはスカマッカやトリパルデッリらイタリア人選手と契約している」
「たしかにキーンとの契約は難しいものになるだろう。その多くはユベントスに依存しているからね」と敏腕代理人とのコネクションを強調しつつも、このイタリア代表FWの獲得が容易ではないとも話した。
さらにキーンの獲得にはトルコの名門ガラタサライなども関心を示しており、一筋縄ではいかないだろう。
ユベントスは、イタリアの未来を担うキーンに経験を与えるべく、今後どのような選択を下すのか。ライオラ氏のアシストにより、PECズウォレの関心が現実のものとなる可能性は十分にあるはずだ。