コラム:流した涙を糧に
2018/09/28
BBC
クリスティアーノがユベントスに初のビッグイヤーをもたらしたミッシェル・プラティニ氏のように、ビアンコネーロでスパイクを脱ぐか、否かは誰にも分からない。
しかし、分かっているのはユベントスがクラブ創設以来初となるバロンドーラーを獲得したこと。
そして今シーズンも、クラブ創設以来初となる「三冠」を目指していることだろう。
思い返せばアンドレア・アニェッリ会長は、映画『BIANCONERI JUVENTUS STORY』の劇中で「すべてに勝つ」と語気を強めていた。
ユベントス・スタジアム建設を指示し、そこからスクデットを誰の手にも渡していない。会長の先見性は、もはや説明不要だろう。
この映画がイタリアで封切りされたのは2016年10月のことである。
現“王朝”真っ只中の時期に撮られ「すべてに勝つ」と発した会長が、見据える先に残されたものは言うまでもなく「CL制覇」だろう。
クリスティアーノは今後も得点を決めつづけるはずだ。苦しんだフロジノーネ戦で決めたように、苦境からユベントスを救ってくれるだろう。
ひょっとしたらバレンシア戦で流した涙は、バロンドーラーをより強くした可能性すら感じさせる。
著者:J-Journal 編集部 山口 努
コメント
セリエ38試合
コッパ5試合
スーペルコッパ1試合
CL13試合
UEFAスーパーカップ1試合
言葉通りにすべてのコンペに勝つチームが出来つつある。
アニェッリは今のチームにすら満足していないのが志高すぎる。
今季トレブルで来季クインタプルだといいなあ。