今季昇格組パルマに辛勝。マテュイディが後半に値千金の勝ち越し弾
C・ロナウドは開幕から3戦連続でノーゴール
セリエA第3節・パルマ戦が日本時間2日未明にスタディオ・エンニオ・タルディーニで行われ、ユベントスが2-1で辛くも勝利を収めた。
2014/15シーズンに敵地でまさかの黒星を喫するなど、このスタジアムでは苦杯をなめていただけにより一層の警戒を強めていたユベントス。
指揮官マッシミリアーノ・アッレグリはこの今季昇格組との一戦で、前節のラツィオ戦と同様に中盤センターに3枚配したシステムを選択する。
前節ラツィオ戦からは右サイドバックを除き、同じメンバーを先発に抜擢したことにより、FWパウロ・ディバラはこの一戦でもベンチスタートとなる。
開幕から2戦2勝と好スタートを切っているユベントスは2分、右サイドバックのポジションで先発起用されたSBフアン・クアドラードがペナルティエリア内にクロスを送る。
これはCFマリオ・マンジュキッチと競り合った相手ディフェンダーに当たるも、このこぼれ球をマンジュキッチが押し込み、あっさりと先制ゴールを奪う。
しかしパルマも8分、今夏カルチョ界への帰還を果たしたWGジェルビーニョが得意のドリブルでユベントス守備網を突破。一気にペナルティエリア内に侵入し決定機を迎えるも、ここはコーナーキックに逃れ、事なきを得る。
また12分にはユベントスがビルドアップのミスから自陣でファウルを犯すと、このFKでMFレオ・シュトゥラツの右脚から放たれたシュートがクロスバーを叩き、ユベントスゴールを脅かす。
18分、今度はユベントスが右斜め45度の位置でFKを獲得。MFミラレム・ピアニッチではなく、WGフェデリコ・ベルナルデスキが左脚からゴールを狙うも、これはGKルイージ・セーペの正面に遭う。
試合序盤から互いにゴール前に迫るオープンな展開となっていたものの、20分以降はユベントスが徐々にポゼッションを強め、パルマを自陣に押し込む。
25分には左サイドからのCKにFWクリスティアーノ・ロナウドが頭で合わせ、これにCBレオナルド・ボヌッチが右脚から飛び込み反応したものの、ゴールマウスわずか右に外れる。
優位に試合を進めていたユベントスであったものの33分、ここまで再三脅威を与えていたジェルビーニョが牙を剥く。
左サイドからのクロスにニアサイドでCFロベルト・イングレーゼがヘッドでそらしコースを変えると、これにジェルビーニョが頭で合わせ、ネットを揺らした。
試合を振り出しに戻されたユベントスはサイドからのクロスを中心とした攻撃を強めるものの、ゴール前に人数をかけ、スペースを与えないパルマの守備の攻略には至らない。
すると前半アディショナルタイムの46分、パルマの“飛び道具”と化しているジェルビーニョが一瞬の隙を突き、左サイドからのドリブル突破でペナルティエリア内に侵入。
ゴール前に入り込んできたCMFルカ・リゴーニにパスを出したものの、ここはGKヴォイチェフ・シュチェスニーが間合いを詰め、シュートコースを消したことにより勝ち越しを許さない。
前半で70%近くのポゼッションを握っていたユベントスではあったものの、結局1-1で後半へ折り返す。
コメント
思いの外パルマの攻撃がよかったのは驚いた。
マテュイディは前半から繰り返し見せていた質の高いフリーランが得点に繋がりましたね!個人的にはロシアW杯ファイナリスト(そのときは敵同士)によって生まれたゴールはテンションがあがりました(笑)
あとはディバラの起用法は少し残念かな。もっと出場機会を与えてやらないといつか愛想尽かして他クラブへ行ってしまうよ