コラム:奪還したビアンコネーロのプライド
2018/04/30
JUVENTUS JOURNAL
災い転じて福となす。
わずか90分の間に、この諺(ことわざ)そのままの山あり谷ありの成功劇を演じることを予想した人は恐らく少ないだろう。まさにアウェイという雰囲気の中、平常心でプレーするのも難しかったはずだ。
ただ結果は別にして、試合内容には満足できない方は多いのではないか。前半12分にコスタが先制点を決めたところまではうなずけるはずだが、インテルに退場者が出て数的有利な状況になったにも関わらず、勢いに乗ることができなかった。
中盤のパスミスや稚拙(ちせつ)なディフェンスの連係、乏しい攻撃の創造性…。つき放して安心できる瞬間は来なかった。1-1に追いつかれてからは焦りからか集中力を欠き、無理にボールを奪いにいっては自陣に運ばれた。
象徴的な場面はまさにバルザーリのオウンゴールだろう。アッレグリの采配にも物足りなさが残る。ドリブル突破が長所のクアドラードが持ち場を気にして積極性に欠き、右サイドの攻撃が機能していなかった。
逆転された場面でもその右サイドをペリシッチにやぶられた。戦術上の弱点を補うかたちでディバラ、ベルナルデスキを投入。功を奏したものの、尻ぬぐいのために交代枠を使うのはもったいない。
コメント
このユベントスのメンタリティーが、自分がユベントスファンになった理由ですし、他クラブにはない理由。
スクデットはノルマ、絶対に譲れない!
Fino Alla Fineを体現した、素晴らしく試合だったと思います。
Forza Juventus!!