MOM：ロカテッリ 【8】
ピッチの状況を把握し、レジスタとしての瞬時の判断や展開力が光った。A・コスタの“幻のゴール”が彼のロングボールから生まれ、73分にはチコが獲得したPKを冷静かつ正確なキックで沈めている。ユベントスをCLに導く決勝点だけでなく、カピターノとしてチームをリードした。

ディ・グレゴーリオ 【7.5】 
わずか2分でフィラにゴールを許し、後半のハプスのシュートも不運だった。それでもドゥンビアの“大砲”をワンハンドで弾いたプレーや74分のエラートソンが上げたクロスに対する反応は、それだけでチームを救うもの。結果を左右するシーンで、いたって冷静だった。

A・コスタ（45分までプレー）【6.5】
前半早々にエラートソンに股を抜かれて失点の要因となってしまったものの、果敢な守備と攻撃参加でコロ・ムアニのゴールも含め、何度もチャンスを作り出した。

サヴォーナ【6】
ヴェイガに代わりCB中央で先発。早々の失点で苦味の伴うスタートを切り、2-2の失点時にはハプスのゴールを“手助け”してしまった。とはいえ、初めてのポジションで読みの鋭さや対人戦の強さなどDFとしての資質を発揮。

ケリー【5】
重要な試合に「必要のないスリル」を持ち込んだ選手の1人。最初の失点時にはカバーに出たサヴォーナが空けたスペースを閉じられず。ヴェネツィアのFWイェボアとのマッチアップでも苦戦していた。