アッレグリ「SPALを称賛するべき。失望はしていない」
過密日程の中「クリーンシートはポジティブな要素」
ユベントスのアッレグリ監督は、スコアレスドローで引分けたSPAL戦について「怒っていないし、失望もしていない」と、試合後の記者会見に応じた。17日、イタリアメディア『Mediaset Premium』が伝えている。
「非常によく戦ったSPALを称賛するべきだ。そして我々は幾度となく勝利のチャンスを逃した。クリーンシートを維持できたことと、(同節が未消化のナポリとの勝ち点差を)5ポイント差にできたことはポジティブな要素だね。怒っているわけではないし、失望もしていない」
「SPALと同様にセリエAの降格圏にいるクロトーネやベネヴェントの戦い方を見て学ぶ必要がある。つまり(降格圏の)彼らへのアプローチは通常とは異なる姿勢となる」
「我々はどんな“ハプニング”にもいつだって準備しておく必要がある。今夜のその“ハプニング”が起きたが対応を誤った。十分に準備して臨まなければ、勝敗は分からないものになってしまう。今夜のSPALは非常に攻撃的で、我々は落ち着いてプレーさせてもらえなかった。しかしまだ順位表で我々はトップだ」
「今は3つのコンペティションで戦っている。セリエAで順位表のトップに立ち、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のベスト8、そしてコッパ・イタリアの決勝という状況を考えれば、人間ならエネルギーが足りなくなり、勝利を逃してしまうことも起こり得る」
81分にはDFジョルジョ・キエッリーニが自ら交代を要求する場面もあった。
「キエッリーニは筋肉系の疲労があるが、現時点ではそれ以上の情報はない」
この結果で連勝記録は12でストップすることになってしまったが、セリエA第28節以降、中2日でのハードスケジュールであること考慮すれば、今回のドローは“最悪の結果ではない”といえる。アッレグリ監督が述べているように、今後のコンペティションで勝利が必須な試合をしっかりと勝ち取れば問題はないだろう。