【JJパジェッレ】セリエA第34節 ユベントス対ミラン
カンビアーゾ 【6.5】
ビアンコネーリの戦術的キーマン。空間把握と状況判断に優れ、テクニックとポジショニングで相手のプレッシャーを回避。中盤でもファイナルサードでも貴重なアプローチを見せた。シュートこそ枠を外したものの、多彩なアイデアは一級品。
ロカテッリ 【5.5】
自陣中央のスペースを閉じ、相手に詰め寄ってボールを奪取。カウンターなどにも素早く対応し、問題が大きくなる前にチャンスの芽を積んだ。しかし攻撃面では後ろ向きなプレーが多く、ファイナルサードでの判断の遅さが目立つ。
ラビオ 【6.5】
前半はデュエルの強さを見せつつも大人しめな”Cavallo(馬の意)”だったが、後半はスイッチが入り攻守において”Cavallo pazzo(クレイジーホース:愛称)”なテンションに。86分に訪れたビッグチャンスは紙一重のところでDFティアウに掻き出されてしまったものの、期待感のあるパフォーマンスを披露した。
コスティッチ(62分までプレー)【6】
ダニーロやラビオと協力してミランの右サイドアタックを制御。クロスの精度は時にがっかりするものだったが、敵陣で深さを取る動きはミラン守備陣を後方に下げさせた。後半早々にボックス左から放った強烈なシュートはミランGKが好セーブ。惜しかった。
ヴラホヴィッチ(62分までプレー) 【5】
前半のチャンスはGKに難しい対応を強いた直接FKのみ。前線でポスト役としてボールを受けるも、孤立気味でサポートも少なく、迷いからミスに繋がることも多かった。カンピオナート2戦連発とはならず。
ユルディズ(82分までプレー) 【5.5】
ミスはあれど要所でアイデア溢れるプレーを披露。テクニックで相手を抜き去り前進し、チームの潤滑油として若きタレント性を発揮している。フィニッシュで正確性を欠いたのは次への課題。