MOM：キエーザ（77分までプレー） 【8】
出だし好調！ ファーストシュートで幸先よく先制ゴールを奪取。コントロールからシュートモーション、DFの股を抜いくところまで、どこを切り取っても芸術的だった。中央でも左サイドでも流動的に動き、3点目のシーンではカンビアーゾと連携。今季の“貴婦人”の左サイドは、大きな力を秘めている。

シュチェスニー 【7】
余暇を過ごしているかのような前半から一変、後半はシュートの嵐に見舞われた。それでもゴールマウスを守るのは冷静沈着なテック。近距離からのシュートにも難なく反応し、クリーンシートでこの試合を乗り切っている。移籍の話もちらほら出ているが、そんな事は忘れて、残留で。

ダニーロ 【6.5】
優れた戦術眼でピッチの状況を把握し、未然にピンチの目を刈り取った。また、時折見せる攻撃参加は相手の驚異に。警告を受けたことだけは残念だが、オールラウンドに戦えるダニーロ（カピターノ）は、今季も健在。

ブレーメル 【6.5】
ウディネのFWベトを“攻めた”守備でシャットアウト。警戒心を高め、先読みした動きでボールを狙った。途中交代で入ってきた長身FWルッカや機動力のあるサクセスにもほとんど仕事をさせず、クロスボールも難なく跳ね返している。

A・サンドロ 【6.5】
退団から一転して残留に近づいたベテラン・ブラジリアーノが、攻守において貢献。前半には、敵陣PA内での振り向きざまクロスが相手のハンドを誘っている。献身的で決断力のあるプレーは、アッレグリの信頼を得たか。