【JJパジェッレ】セリエA第36節 エンポリ対ユベントス
残留を決めたエンポリに大敗…勝ち点剥奪もありCL圏内から大きく後退
セリエAの第36節が現地時間22日に行われ、ユベントスは敵地スタディオ・カルロ・カステッラーニでエンポリと対戦した。
試合直前に勝ち点「-10」が下されたビアンコネーリは、試合開始早々18分、アルカディウシュ・ミリクが自陣ペナルティエリアでニコロ・カンビアーギを倒しPKを誘発。
そのPKをフランチャスコ・カプートに豪快に決められ、あっさりと先制点を許した。
つづく21分には、CKの流れからアクパ・アクプロにシュートを許し、一度はGKヴォイチェフ・シュチェスニーが防いだものの、こぼれ球をセバスティアーノ・ルペルトに押し込まれ2失点目。
リードを許した状態で後半に入り、巻き返したいビアンコネーリだったが早々の47分、A・サンドロのミスからさらに失点を重ねる。
アクパ・アクプロに右サイドを破られ、折り返したボールをカプートに冷静に沈められ3点差。
その後、85分にフェデリコ・キエーザの右足のゴールで1点を返すも、93分にロベルト・ピッコリにダメ押し弾をねじ込まれ万事休す。1-4のまま試合終了のホイッスルを聞いた。
勝ち点剥奪により7位に転落したビアンコネーリにとって、欧州カップ戦圏内を狙う上で手痛い敗戦となった。
【試合結果】
エンポリ 4-1 ユベントス
【得点者】
18’ カプート(PK)
21’ ルペルト
47’ カプート
85’ キエーザ
90’+3’ ピッコリ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【4.5】
目に余るほど公平性に欠ける勝ち点剥奪の処分が試合直前に下され、チームは混乱のなか戦いに挑んだ。しかし、ぎりぎりで保っていた選手たちの気力は、早々の失点により削がれ、終わってみれば4失点。スタジアム一丸となって残留を祝うエンポリの勢いに押され、その「祝賀会」の引き立て役となってしまった。この日の主役は紛れもなくホームチーム。残留記念Tシャツに書かれた文字通り「FENOMEN“A”LI(並外れた選手たち)」を前に、対抗するほどのモチベーションは今のビアンコネーリになかった。
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