チームとして“建て直し”を図るユベントス、アタランタとの壮絶な乱打戦はドロー決着
2023/01/23
Tuttosport
出鼻挫かれるもFW陣が奮闘
セリエA第19節アタランタ戦が現地時間22日、アリアンツ・スタジアムで開催され、ホームのユベントスは3-3で引き分けた。
前節ナポリ相手に5失点の大敗を喫した他、ピッチ外での出来事により勝ち点「-15」の処分を下されるなど、どん底に沈むビアンコネーリ。
そんなチーム状況において、前半戦最後のゲームとなるこのアタランタ戦は重要な一戦となる。
しかし試合は思わぬ展開で幕を開ける。
5分、FWアデモラ・ルックマンが右サイドでボールを持つと、自ら切り込み強烈なミドルシュートを放つ。
これにGKヴォイチェフ・シュチェスニーがしっかり反応するも、ボールの威力に負けて弾くことが出来ずそのまま失点。いきなり先制を許してしまう。
反撃に出るユベントスは12分、コーナーキックのこぼれ球をMFマヌエル・ロカテッリがボレーで狙うが、これは惜しくも枠を捉えきれない。
だが25分、MFニコロ・ファジョーリがエリア内で倒されユベントスにPKのチャンスが訪れる。
これをWGアンヘル・ディ・マリアが冷静にゴール右隅に沈め1-1。同点に追いつくことに成功する。
さらに35分、ふたたびビアンコネーリが“意地”を見せる。
ファジョーリとディ・マリアのコンビネーションで右サイドを攻略すると、背番号「44」がそこからエリア内へクロスを送る。
そしてそこに走り込んだFWアルカディウシュ・ミリクがテクニカルに合わせて2-1。ついに逆転に成功する。
その後、徐々にペースを掴みはじめたユベントスが追加点を狙うが、スコアは動かず前半が終了。
1点のアドバンテージを持って後半戦へ臨む。
コメント
1失点目、2失点目は間違いなくこちらのミスだったが、それ以外はかなり良いゲームが出来ていたと思う。
前線からの守備は今季の試合で最も出来ていたし、パスの出した後のランニングして受けてのサポートするプレーもチーム全体を通してよく出来ていた。
やはりナポリ戦のような引いて守るサッカーより、今回のようなサッカーを磨いていくべきなのは間違いない。このサッカーが続いていくことを願ってる。
こちらの得点は自分たちで打開したものだったが、失点はどれもこちらのミスが絡んだものだった。特に、1失点目は今シーズン最初のシュチェスニーを思い出した。そういう意味では、個人的には勝ち点2を逃した試合だったな。
現時点で4位インテルと14ポイント差。
残りの試合数は半分。
失点数が~とかビルドアップが~とか順位表の複雑なポイント計算はどうでもいい。
CL権内に行くには単純にすべての試合でユベントスは勝ち続けるしかない。
自分たちより上位チームならなおさらこの引き分けマイナス2ポイントは痛手だろ。
のんきなこと言ってるとヴラホもキエーザもミレッティ、ブレーメル、ラビオもみんな選手狩りにあうぞ
ピッチ外で起きてることが流石にノイズどころの話じゃないから如何とも言い難い。
精神的な面でチームが崩壊しないことを祈るばかり。
2ポイントを失ったと言うべきか、それとも1ポイント取れて良かったと言うべきか・・・