コラム:マッシミリアーノ・アッレグリに課せられた“使命”
先日ホームでの初戦でボローニャ相手にスコア以上の強さを見せつけたユベントスはシーズン後半戦初戦で順調な滑り出しを見せた。
フロントも新年早々にジェノアからMFトーマス・リンコンを完全移籍で獲得するなど、全てのタイトルを勝ち取るための選手層を確保するべくこの1月の移籍市場で奔走している。
少し時間を戻して12月のチームを振り返りたい。
チームはジェノア戦での惨敗劇からの反発力をピッチ上で示し、難敵相手に王者として地に足をつけた戦いを披露した。
アタランタ戦ではピャニッチが初めてトップ下のポジションで機能したことによって、常に中盤で数的優位を作るという基本戦術が確立された。更にその後のトリノダービー、そしてスクデットレースを戦うローマとの一戦では、イグアインが拮抗したゲーム展開の中で値千金の決勝弾を叩き出して、チームを見事勝利に導いた。
ミッドウィーク開催のUCL・グループステージのディナモ・ザグレブ戦で危なげなく勝ち点3を掴み、リーグ戦における首位ターン、UCL・グループステージ首位通過という2つのミッションをクリアした。特にリーグ戦3試合はどれも、プレーを通じて“ユベントスの哲学”を還元したことによって我々ファンの不安を払拭した。
しかし、3つ目のミッションであるスーペルコッパ・イタリアーナを直前に控えた記者会見でアッレグリ監督が発したコメントは違和感を周囲に与えた。
juventus.com「私はユベントスの監督でここにいられて満足だ。もちろん私は10年もユベントスに残るだろうなどとは考えていない。20年残れることを願ってはいるけどもね。だがそうなったとしても物事には全てはじまりとおわりがある。現状では何もない。いつの日かどこかへ行く時にだけその話をしたい。これからも更に成長していきたいよ。今はここでそうしている。」
アッレグリ監督が自身のキャリアの構想を描いていると踏んだメディアは早々にこのコメントの真相を探り始めた。自身とフロントの関係について何かメッセージを発しているのか、あくまでも現代のフットボールの世界で長期政権を築くことは難しいという一般論を述べているにすぎないのか。
その嫌な予感はスーペルコッパ・イタリアーナ当日に的中した。なんとゲーム終了後にアッレグリ監督はマロッタGM、そしてパラティチSDに詰め寄って激昂したのだ。明らかに彼とフロントの間には“軋み”が生じていた。
この“事件”を受けてメディアによる報道は更にエスカレートし、今シーズン限りでアッレグリ監督は退任するという見解が広がった。
アッレグリ監督は自らのキャリアについてメディアに語ったことによって、ユベントスの選手やチーム全体に与えた影響は少なからずあり、その影響に対して支払う代償は重い。しかし、なぜシーズン中にも関わらず、彼はメディアの関心を引き寄せるようなコメントを発したのだろうか。
SPORTS247.MY欧州の舞台での結果を残すべく、既に勝者のメンタリティが根付いているチームの舵取りを託されたアッレグリ監督は就任1年目にいきなりUCLでファイナリストへ導き、2年目にはあのグアルディオラと210分にも及ぶ“死闘”を演じた。
ゆえにフロント・サポーターからの要求は必然的に上がった。今季は負傷者も多い中、まだチームが完成していないこの時期にタイトル獲得を要求された彼は不満を爆発させたのだろう。
本来フロントに不満があるのなら、監督交代という手段もある。しかし、今シーズン、ピッチ内で直面するであろう“最も高い壁”を乗り越えて95-96シーズン以来のUCLタイトルを獲得するためには“戦術家アッレグリの奥の手”が不可欠である。
シーズン後半戦が始まり、今月はラツィオやミラン、インテルとのビッグマッチが控えている。また来月からはUCLの決勝トーナメントも始まる。長いテスト期間を終えたアッレグリ監督の”後半戦”に期待したい。
コメント
マンジュ、イグアイン、ディバラよかったです。この三人の同時器用よかったですね失点もなかったし。次はコッパのミラン戦。楽しみです。本田さんそろそろでないと真面目にやばくないか。昔はほんの少しでる時間あったのにそれさえもない長友も出てないしビッククラブででてるのやはりなんだかんだで香川なんだよな。サッカー番組で海外クラブの試合も出るけどマジ短すぎですぐにJリーグになるのもわかるきがする。海外クラブオンリーのマンフト番組復活してほしいなんで終わりになったのか未だに謎
あと今日の発見は、イグアインがマンジュキィチ並みにハードワーク出来ることですね。イグアインがユベントスに合ってきましたね。ピアニッチも続いてほしい。
前節負けていて、好調のラツィオ正直不安でしたが、快勝の2-0。スタメン見たときは、少しびっくりしました。かなり攻撃だなと。ただ、蓋を開けてみけば杞憂でしたね。マンジュキィチのポストからディバラ、グアドラードのクロスからイグアイン。スタメンの4人がきっちり絡みましたね。
55分位からマンジュキィチに変えてピッチャを見たかったですが、マンジュキィチもグアドラードも最近プレー時間が少なかったのでマネジメントの一環で、しょうがないですが。
ただ、あの攻撃的な布陣の中でのマンジュキィチの存在はかなり大きいと思います。かなり、ハードワーク体を張ってくれた。
今日の発見は、イグアイン、ディバラ、マンジュキィチ、グアドラード(ピッチャも?)の共存が可能だと言うこと。
ピッチャが少ない時間ながらも、かなりの存在感を放っていて期待が持てること。
アサモアの左SBが及第点以上なこと。
ボヌッチのコンディションが上がっていたこと。ですね。
あとは、ピアニッチ、ピッチャの使い方や明確になり、二人とも活きるようになれば、勢いに乗ると思います!
次のミラン戦今シーズンは、やられてばかりなのでしっかり潰してほしいです。難しい試合が続きますが、しっかり全勝で勢いに乗ってCLのポルト戦へそしてビックイヤーへ。もちろんスクデットも。
期待してますよ、アレッグリ!
長文失礼しました。
ビダル、ポクバ、ピルロは間違いなくワールドクラスでした。この中盤選手を失った代償は大きいでもこの3選手がユベントスでプレーしたことはこれからの新しいユーベにとってもプラスになっているはずです。
サッカー解説都並さんがCLハイライトで決勝トーナントの注目チームでユベントスのしたたかな戦い方が気になるって言ってたし期待できます
ダンスするようにフットボールをするポール・ポグバがいなくなったのは本当につらいです。
汚れ役を一手に引き受けてくれていたアルトゥーロ・ビダルがいなくなったこともつらいです。
バランスのいいチーム構成を期待します。
Fiorentina戦のアレックス・サンドロの寄せの甘さが気になりました。
成長していってくれることを期待します。
フロントの本意ではないにしても、アッレグリ就任以降毎年のように主力選手がチームを離れているのに、求める成果は年々上がっていくっていう状況にはフラストレーションが溜まるだろうね。ここのコメ欄でもアッレグリ解任論を説く人がたまにいるが、同額程度の年俸でアッレグリと同じかそれ以上の結果残してくれる指揮官なんてまずいないと思うぞ。ましてやアッレグリの場合はイタリア人で、後のコメントじゃ自らユーベを離れることはないとも発言してるわけだからね。
アレグッリの手腕の見せ所ですね。ただ離脱者が多い中CLかリーグ戦どちらに比重を置くか?ですね。
もちろんサポーターとしてはコッパを含めた三冠を期待しますがそううまくはいかないはず。
まずはやはりポルト戦に万全の体制で臨みたい所ですね。
アレグッリの去就に関してはまだまだシーズン中なので余計なことは考えずに戦いに集中してほしいですね。