今季終了を待つジョビンコに新たな噂。伊メディア報じる
2015/01/22
退団早まるか。一方代役確保も同時並行
ユベントスの関係者もジョビンコのトロントFC移籍の決定に驚いたことだろう。なぜなら、イタリアを離れアメリカに着けばジョビンコが世界最高クラスの年棒を手にすることになるからだ。ユベントスで満足な出場機会を与えられていないジョビンコも、恐らく今年6月のシーズン終了と共に訪れるMLSでの新たな挑戦を待ち切れないはずである。
短期間でトロントFCへの移籍決定が正式発表され、大きな話題となったジョビンコに関して、早くも新たな噂が浮上している。『Gazzetta Dello Sport』が報じた。
ジョビンコには6月末までユベントスとの契約が残っているものの、MLS開幕が3月であるためトロントFCへの加入はシーズン途中となる。同メディアによると、ジョビンコがMLS開幕に合わせてトロントFCへ加入することを希望しており、ジョビンコの代理人を務めるアンドレア・ダミーコ氏が、それに向けて可能性や課題を探っているようだ。そのため、冬季マーケットでの退団の可能性があるとしている。一方、ユベントスとしてもアッレグリ監督が積極的に起用していないジョビンコをシーズン終了まで残留させるメリットを感じていないため、退団に向けた話し合いの場を設けていく姿勢のようだ。
さらに同メディアは、ユベントスが同時並行でサッスオーロに所属するFWシモーネ・ザザの買戻しに関してクラブ間で話し合いを行っていることを伝えており、マーケット閉幕まで積極的に会談の機会を作ろうとしているとのことだ。
ザザに関しては、現在ユベントスが獲得を狙っているマンチェスター・シティFWヨベティッチやドルトムントMFムヒタリアン、またトッテナムMFパウリーニョの交渉失敗を想定した“最終手段”としてユベントスの選択肢の中にある可能性を昨日報じた(1/21 「シモーネ・ザザ、今冬マーケット“最終手段”の可能性」)が、新たな可能性とリンクしているかもしれない。なお、シモーネ・ザザは、昨年までであれば750万ユーロで買戻し出来たものの、今年に入ってサッスオーロと契約延長を行ったため、今年の6月までであれば1500万ユーロでユベントスが買い戻すことが出来るという契約内容に変わっている。
ユベントスにとってあまり動きの無いマーケットが予想されつつあったところだが、マーケット閉幕まで目が離せない展開になるかもしれない。
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