【JJパジェッレ】セリエA第8節 ユベントス対ボローニャ
2人のフオリクラッセが勝負を決める
セリエAの第8節が現地時間19日に行われ、ユベントスがホームで2−1とボローニャを下した。
試合は序盤から厚みのある攻撃を展開したユベントスが、C・ロナウドの得点で先制。
その数分後に隙を突かれてボローニャに同点ゴールを許すも、54分にピアニッチが鮮やかに決勝点を奪いビアンコネーリが勝点3を手にした。
また、今季3度目の先発出場を果たしたラビオが実力を発揮。攻撃面でポジティブな要素が目立っている。
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は6。15分以上のプレーで採点。
lastampa.itMOM:ピアニッチ 【7.5】
ソリアーノの執拗なマークに合いながらも、敵陣バイタルエリアでリズムを生み出すショートパスを何本も成功させた。54分には敵陣PA内まで進出し、こぼれ球を冷静にゴールに沈めて決勝点を奪取。シンプルながらも急所を突くパスで、この試合でも絶好調ぶりをアピールしている。
ブッフォン 【7】
試合終盤以外に見せ場はほとんどなく、ゴール前に飛んできたボールは冷静な判断で難なく処理。ATのラストプレーでは危うく同点の危機に晒されたが、オフサイドでノーゴールだった可能性があるとはいえ、ブッフォンとクロスバーが立ちはだかり「守護神」らしいプレーでチームを窮地から救った。
クアドラード 【6】
右サイドでオーバーラップを繰り返し、相手のプレスをいなしながらチャンスを演出。34分に受けたカウンターでは、自陣PA内に走り込みクロスボールを処理するなどチームを救うプレーも見せた。ただ失点シーンでは、チーム全体のマークがズレていたとはいえ、ボローニャのスコアラー、ダニーロへのプレスが甘かった点に改善の余地あり。
ボヌッチ 【6】
いつも通りの安定した守備に加え、ロングフィードと余裕の感じられるでボールの持ち上がりでチームの攻撃を後方から支援した。終盤にピアニッチへの中途半端なパスをカットされカウンターを受けるシーンもあったが、試合全体を通して評価すれば勝利への貢献度は高い。
デ・リフト 【5.5】
セットプレーでは相手の脅威的となり、またビルドアップ時には積極的に縦パスを狙い敵を苦しめた。しかし、ミスパスや相手をフリーするなど危機的状況を作ってしまったのも見過ごすことはできない。「光と影」がはっきりと表れたパフォーマンスだった。最後の最後にハンドの判定にならなかったのは救い。
アレックス・サンドロ 【6】
C・ロナウドの先制点で起点になったのがこの人。自陣でこぼれ球を拾い、DFを1人かわして前線に繋いだところから得点が生まれた。31分には相手GKを強襲するミドルシュートを放ち、64分にはイグアインに絶妙なラストパスも送った。終了間際のファウルで相手にラストチャンスを与えてしまったのはマイナスポイント。