ユベントス、ホームでのトリノ・デルビーで「スペルガの悲劇」に哀悼の意
2019/05/04
Tuttosport
1949年5月4日の悲劇
デルビー・デッラ・モーレはトリノの街に居を構えるユベントスとトリノで争われる世界最古のデルビーの一つである。
「TORINO」の街を二分するトリノ・デルビーは、現地時間3日の対戦で198回を数える。戦績は通算86勝56分56敗とユベントスが優勢となっている。
しかし、今シーズンは1勝1敗。昨年12月の対戦はFWクリスティアーノ・ロナウドの得点で1-0。辛うじて勝利を収めた。
アリアンツ・スタジアムで行われた198回目のデルビーでは、ユベンティーニで埋まったゴール裏に「ONORE AI CADUTI DI SUPERGA」の横断幕が掲げられた。
直訳すれば「スペルガの犠牲者に敬意を表する」となる。この試合が開催された当日は、悲劇が起きた1949年5月4日の“前日”だった。
当時のトリノはセリエA5連覇を果たし、ティフォージから「グランデ・トリノ」と称賛されていた。
だが同日、ベンフィカとの親善試合の帰路にトリノ郊外のスペルガの丘に飛行機が墜落。
この飛行機事故で選手18名、監督とコーチ、クラブ首脳陣5名、乗務員8名の合計31名が命を落とした。
「スペルガの悲劇」の当日は、現在でもおおくのティフォージが哀悼の意を表す。
ユベントスにとって、永遠のライバルであるトリノにおくった哀悼の意は、亡くなられた方々にせめてもの餞(はなむけ)となったはずだ。
category:
カルチョ全般
コメント
こう言う行事は慣例的なものとは言え、人種差別があからさまに行われているセリエではとくに
お互いを敬う上で大事な行為だと思う
5連覇してるチーム、クラブが
こんな事故に遭ったら
当時はかなり衝撃だったでしょうね。