コラム:「バルセロナの未来」から「ユベントスの未来」へ
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16、アトレティコ・マドリード戦2ndレグではマッシミリアーノ・アッレグリが奇策をみせた。
MFエムレ・ジャンをCBに吸収させる3-4-3のシステムをみせ、2戦合計3-2の大逆転勝利に導いた。
指揮官の“実験”は休むことをしらない。セリエA第28節ジェノア戦ではFWパブロ・モレノをトップチームに招集した。
この16歳の青年をバルセロナのカンテラからビアンコネーロのプリマベーラに加入させたのは、2018年の夏のことである。
迎えた今シーズン、プリマベーラでの公式戦では26試合に出場し4得点4アシストを記録している。
「結果」だけをみれば、モレノはユベントスのプリマベーラ中5位の成績だ。このスペイン人以上の結果を残す若いジョカトーレは4人いる。
トップはMFマノーロ・ポルタノーヴァだ。この18歳のイタリア人はモレノより2歳年長だが、30試合に出場し11得点7アシストの記録を残し、チームトップを走っている。
モレノまでの2位から4位まではイタリア人が名を連ね、3位にはMFニコロ・ファジョーリ(18)。25試合に出場し、5得点5アシスト。
先日トップデビューを果たしたMFハンス・ニコルッシ・カヴィーリャ(18)は4位に位置する。この才能は34試合に出場し、7得点3アシストを記録。
FWでは2位のエリア・ペトレッリ(17)。28試合に出場し、10得点5アシストを記録している。
トップ5で最年少となるモレノだが、2013年から日本で開催されている「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」にバルセロナの一員として来日している。
初年度、翌年と圧倒的な強さで連覇を果たしたバルセロナのカンテラだったが、2014年のチームを牽引したのは紛れもなくモレノだった。
その活躍を覚えているユベンティーニも少なくないはずだ。2014年大会の「大会MVP」にも選ばれており、その後母国スペインでは200得点以上を記録している。
コメント
ヤゴもカンテラのエースだったよな
正直、期待しかない