【JJパジェッレ】セリエA第6節 ユベントス対サレルニターナ
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
大混乱の終盤…ミリクの“逆転弾”は幻となり、今季4度目のドロー
現地時間11日にセリエA第6節が行われ、ユベントスはホームでサレルニターナと対戦。
ビアンコネーリは、自分たちのミスから前半に2点を先行され苦しい展開に陥るも、後半から追い上げを開始し、終盤に土壇場で同点ゴールを上げて2-2で試合を終えた。
戦前の予想を覆し、先行したのはサレルニターナ。
ユベントスは、相手の左SBパスクアーレ・マッツォッキに右サイドを破られると、そのままゴール前まで侵入を許しクロスを上げられる。
それを右サイド大外から詰めていたMFアントニオ・カンドレーヴァに押し込まれ、アウェイチームに先制点を与える。
さらに前半アディショナルタイムには、今度は右サイドを突破されてピンチに。
最後は、ペナルティエリア内でのFWクシシュトフ・ピョンテクのシュートがDFブレーメルの手に当たりPKを献上。
それをきっちり沈められ、リードを2点に広げられた。
それでもユベントスは、後半から動きの悪かったモイーズ・キーンを代えて、アルカディウシュ・ミリクを投入。
すると、ゲームの流れを引き寄せて迎えた51分、敵陣ボックス内に入っていたDFブレーメルが、フィリップ・コスティッチのクロスボールを豪快に頭で叩き込み1点を返す。
さらに、サレルニターナ・ゴールに攻め込んだビアンコネーリは93分、左サイドでボールを拾ったアレックス・サンドロが相手DFに倒されPKを獲得。
そのPKを、主将のレオナルド・ボヌッチがGKに一度ブロックされながらもこぼれ球を押し込み、土壇場で試合を振り出しに戻した。
さらに直後の94分には、途中交代で入ったミリクがヘディングで逆転ゴールを決めるもVARが介入して取り消しに。
明らかなミスジャッジだったが、退場者を出しての抗議もむなしく、勝利を逃した。
【試合結果】
ユベントス 2-2 サレルニターナ
【得点者】
18’ カンドレーヴァ
45’+5’ ピョンテク(PK)
51’ ブレーメル
90’+3’ ボヌッチ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【5.5】
この試合の主役は誰? 審判団か? 前半から基準が曖昧なジャッジが散見され両陣営フラストレーションを溜め、案の定終盤にはVARが絡んだ“大誤審”でイタリア・カルチョ界の話題をさらう事態となった。前半のユベントスのパフォーマンスも褒められたものではないが、正確な判断を下すためのVARが1番の問題となってしまったこと、それで勝ち点2を失ったことは残念だ。CLベンフィカ戦では、この試合後半に見られたチームを期待したい。
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