【JJパジェッレ】セリエA第38節 フィオレンティーナ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
最終節も勝利飾れず…ほぼノーチャンスで0-2の敗戦
セリエAの第38節が現地時間21日に行われ、ユベントスは敵地でフィオレンティーナと対戦。
今季の4位を確保したビアンコネーリに対し、欧州カップ戦の出場権が懸かったヴィオラ(フィオレンティーナの愛称)。両者のモチベーションが明白に反映された試合となった。
「花の都」フィレンツェにあるアルティミオ・フランキには多くの観客が詰め掛け、ゆりの花が描かれたフィオレンティーナのロゴが多数にはためく美しい雰囲気の中、最終節がスタート。
ユベントスは、序盤こそサイドを使った攻撃を展開し敵陣に攻め込んだものの、ホームチームがことごとく跳ね返し、徐々に一方的なゲームに。
フィオレンティーナが主導権を握ってボールを回す一方で、ビアンコネーリは前線で起点を作れずに守備の時間が長く続いた。
すると前半アディショナルタイム、ユベントスは最初の失点を喫する。
自陣ペナルティエリア内での混戦から、MFアルフレッド・ダンカンに左足を振り抜かれ、先制ゴールを許す。
後半に入ってもチーム全体の動きが少なく反撃の形を作れないビアンコネーリは、フィオレンティーナの勢いに押され、なかなか流れを変えられない時間が続く。
そして後半ATには、DFレオナルド・ボヌッチがエリア内でルーカス・トレイラを倒して万事休す。
フィオレンティーナのニコラス・ゴンサレスにダメ押しとなるPKを決められ2点差に。試合終了間際の追加点で勝負ありとなった。
【試合結果】
フィオレンティーナ 2-0 ユベントス
【得点者】
45’+1’ ダンカン
90’+2’ ニコ・ゴンサレス
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【4.5】
ほとんど前線でボールをキープできず、サポートの動きも少ない。フィオレンティーナのアグレッシブな姿勢に完全に押されてしまった。結果はPKを含む0-2だが、内容としては、より深刻な敗戦と言えるだろう。スタジアムの雰囲気も含め、ヴィオラの試合にかけるモチベーションの方が圧倒に上回っていた。
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