【JJパジェッレ】CLラウンド16・1stレグ ビジャレアル対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ヴラホヴィッチがCLデビュー最速弾! ビジャレアルとの第1戦はドロー
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグが現地時間22日に行われ、ユベントスは敵地でビジャレアルと対戦。
ビアンコネーリは新加入FWドゥシャン・ヴラホヴィッチのCLデビュー最速弾で試合をスタートさせるも、後半にダニエル・パレホに隙を突かれて失点。1-1で第1戦を終えた。
そんな試合は開始から33秒で動く。ユベントスのDFダニーロが相手の連携ミスからボールを奪うと、瞬時に前方で動き出したヴラホヴィッチへロングボールを送る。
この背番号「7」はビジャレアルのCB2人の間でボールを収めると、そのまま体を反転させてシュート。難しい体勢かつテクニカルなシュートを逆サイドネットに流し込んだ。
リードを手にしたビアンコネーリだが12分にはピンチを迎える。右サイドを崩され、最後はボックス内でFWジオヴァニ・ロ・チェルソにシュートを放たれるも、これは左ポストを直撃し難を逃れた。
さらに16分には、左サイドでサムエル・チュクエゼに起点を作られると、そこからのクロスボールをゴール前にいたFWアルノー・ダンジュマがダイレクトでヒールキック。ダニーロに当たりディフレクトしたボールだったが、ユベントスのGKヴォイチェフ・シュチェスニーが瞬時に反応し、事なきを得た。
前半は、1-0とユベントスがリードを守ったまま試合を折り返す。しかし66分、一瞬の隙を突かれ、ボックス内でフリーとなったビジャレアルのMFダニエル・パレホにゴールを許し同点に。
そこから一進一退の攻防が続き迎えた85分、先制弾を上げたヴラホヴィッチが再び得点に近づく。アルバロ・モラタがバイタルエリアでボールを受けて背番号「7」に繋ぐと、そのまま左足を振り抜いてGKを強襲。
非常にきわどいシュートだったがGKのビッグセーブに阻まれ、惜しくも勝ち越しゴールとはいかなかった。
そして試合は1-1のまま終了。両者譲らずにトリノでの2ndレグを迎えることになった。
【試合結果】
ビジャレアル 1-1 ユベントス
【得点者】
1’ ヴラホヴィッチ
66′ パレホ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6】
ヴラホヴィッチの“電光石火”の先制ゴールはチームに勢いを与えた。下馬評では、ビアンコネーリ優位の見方が強かった印象を受けるが、蓋を開けてみればどちらに転んでもおかしくない試合だった。それでも、柔軟に変化する守備ブロックでビジャレアルの攻撃をしのぎ、いくつかのチャンスも生み出している。だからこそエアポケットのような失点は悔やまれるものの、敵地での結果としては御の字だ。
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