【JJパジェッレ】セリエA第22節 ミラン対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ユベントス、ミランの猛攻を耐え抜きスコアレスドロー
セリエA第22節が現地時間23日に行われ、ユベントスは敵地スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでミランと対戦。
バランスの取れた拮抗した試合になると予想されたとおり、両チーム一歩も譲らずスコアレスドローで試合終了のホイッスルが鳴っている。
まず最初にチャンスを得たのはユベントス。マヌエル・ロカテッリが蹴った浮き球のボールを敵陣で受けたフアン・クアドラードが、右サイドからカットインして左足でシュート。しかし、ボールはゴール右へと外れた。
その後はミランにペースを握られ、20分にはピンチを迎える。ペナルティエリア中央手前で、コンビネーションからラファエル・レオンにシュートを許す。しかし、ビアンコネーリの守護神が見事な反応でそれを防いだ。
中盤での激しい攻防が繰り広げられ、見応えのある展開が続く中で試合は後半戦へ。
すると50分、ユベントスの右SBマッティア・デ・シリオが、ボックス内のアルバロ・モラタへ絶好のクロスボールを送る。だが、フリーとなり頭で合わせたモラタのシュートは大きく枠を逸れた。
60分以降は、もっぱらミランがユベントスのゴールを脅かす。それでもビアンコネーリの守備陣は、相手に中央の深いエリアへの侵入を許さず、外からのシュートもGKヴォイチェフ・シュチェスニーが集中して抑えた。
ミランのシュート数14本に対し、ユベントスは8本。枠内シュートにいたってはひとつも打たせてもらえなかった。
攻撃面に関してはチームの完成度に大きな開きがある。その差を埋めるのは時間であり、個の才能だ。アウェイで2位のミランに対してのこの結果は、現在のユベントスにとって大きな勝ち点「1」かもしれない。
【試合結果】
ミラノ 0-0 ユベントス
【得点者】
なし
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【6】
前日にインテルが試合を行ったサン・シーロのピッチコンディションは悪く、カルチョの技術以上に頭脳が試されるゲームとなった。その中でビアンコネーリは2位ミランを相手に奮闘。枠内シュートは「0」と不甲斐なさはあったものの、より完成されたチームを相手にまずまずの戦いを見せた。奪った勝ち点は「1」。最高ではないが、悪くない結果だ。
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