キエーザが同点弾も勝ち越しには到らず…ユベントスの2022年はドロースタート
キエーザが同点弾!
効果的な攻撃を期待したいユベントスは48分、キエーザのパスを受けたFWアルバロ・モラタが強引に狙うも、ゴールを捉えることができない。
なかなか攻撃の糸口をみつけることができないビアンコネーリだったが、マッケニーの走力がチャンスを作る。
このアメリカ代表MFが競り勝つとクロス。モラタにはわずかに合わなかったが、キエーザの下にボールがこぼれる。
するとこのイタリア代表FWが強引にシュートを放ち、DFに当たりコースが変わりナポリゴールに吸い込まれ、試合をふりだしに戻す。
直後にナポリに枠内シュートを放たれるも、シュチェスニーのポジショニングが勝り、事なきを得る。
このプレーに呼応するように61分、こぼれ球をキエーザが拾い右足をふりぬくがGKダビド・オスピナの正面。
直後にナポリも反撃。だが、シュチェスニーがまたしてもシュートをキャッチ。抜群の安定感をみせる。
すると66分、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が動く。ベルナルデスキを下げFWパウロ・ディバラ。
ラビオを下げMFロドリゴ・ベンタンクールを投入し、勝ち越しを狙いにかかる。
投入直後にディバラがロングシュートを放つなど、積極的な姿勢をみせる。
徐々に攻撃にテンポが出始めるも、逆転弾には到らない。75分、アッレグリ監督はモラタを下げFWモイーズ・キーン。
SBアレックス・サンドロを下げSBマッティア・デ・シリオを投入、逆転弾を奪いにかかる。
それでもゴールは遠い展開。81分、アッレグリ監督は殊勲のキエーザを下げMFデヤン・クルゼフスキを投入。交代カードを切り終える。
ユベントスはロングボールをDFラインの裏に狙いつづけるも、ナポリは落ち着いて応対。
試合終了間際に絶好の位置でFKを獲得するも、スコアを動かすことができず。2022年初戦はドローで終えた。
ユベントス 1-1 ナポリ
▼得点者
ドリース・メルテンス 23’
フェデリコ・キエーザ 54’
著者:J-JOURNAL 山口 努
コメント
前線に動きがないから安全なところでのパス回しに終始し最後は強引な突破か放り込んで上手くいけば、というような攻撃に見えます。
カウンター時などもキエーザやクアドラードのドリブル突破以外にチャレンジが見られないですね。
せっかくのカウンターもすぐに諦めて最終ラインまで戻してしまうのが、何とももどかしいです。
2次、3次と繋がるような波状攻撃が皆無で淡白な攻撃ばかり。
収穫をあげるとしたら、
ボヌッチよりルガーニの方が安定してる気がした
ただやっぱりビルドアップダメですね。
デリフトとシュチェスニーの気の遣いようが凄かった
ただひたすら守るだけならルガーニでもある程度計算出来るかもしれないですね。
ルガーニの問題ではないと思いますが最終ラインが下がり過ぎでしたが。
ボヌッチからのビルドアップは今のユーベにおける武器の1つなのでやはり欠かせない気もします。
シュート下手すぎる
相手のボックス付近にいる時間が短すぎる。相手の方が簡単に侵入できていて、こっちは奪ってもロングボール蹴ってすぐ失う。もう少し自分達のリズムを大切にしてほしい。今日の試合をアッレグリの責任にしてた人も見られたけど、個人的にはチームの完成度の差のように感じた。相手は数年かけた熟成度だった。なので、すぐにアッレグリを切るのは反対。少なくともプロジェクトは数年規模のものにするべきだし。今日のルガーニはポジティブな要素だと思う。
どちらのチームも低調でした。
攻撃を組み立てる選手がいない上、自陣から質の良いボールで起点となれるボヌッチも不在、残念ながら12月からのアップデートは見られない出来でした。
後半はベルナルデスキ→ディバラの交代で逆に停滞してしまいましたね。
ディバラはコンディションが整っていないのが明らかで、途中から入ったのに運動量が極端に少なく前線からの守備もほとんど参加せずジョギングしてたのが残念です。(顔も少しふっくらしたような。。)
これならまだベルナルデスキに頑張ってもらっていた方が、という感じでした。
前線に放り込んで個の力に頼るのには限界があります。ベルナルデスキやキエーザのカットインも読まれているので効果的ではなかったですね。
ディバラがいないと連携の取れた攻撃が出来ない現状なのにディバラがコンディション不良では。。
個の力に頼るには限界があるといいながら、選手の話しかしてないというのは矛盾を感じます。
クリエイティビティが足りないのが攻撃チャンスの不足に直結してるような気がするなあ。あと、これ戦略とは思えないんだけど、つなぎ重視の短いパスで組み立て過ぎじゃないか??パスのスピードと動きに相手DFが付いていってるから、そりゃ攻撃が身を結ばないよ、って思うのだけれど。数的有利な場面作れない。裏への抜け出し、ペナルティエリアに近い外のスペース作り、ショートカウンター時のドリブルチャレンジ等々、もう少しメリハリいるのではないかー?て。今は選手の技術頼みで戦術的打開が見受けられないような気がするよ。ワクワクよりハラハラですわ。
ハラハラっての、まさに同意です!
今のチーム事情を考えると、ドローは及第点なのかと。
先に取られて引っくり返すことはなかなか難しいので、追い付いただけでも良かったと思います