【JJパジェッレ】セリエA第10節 ユベントス対サッスオーロ
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
劇的な決勝弾で敗戦…アッレグリ・ユベントスに再び暗雲
セリエAの第10節が現地時間27日に行われ、ユベントスはホームのアリアンツ・スタジアムでサッスオーロと対戦した。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督が前日記者会見で話した通り、ビアンコネーリはパウロ・ディバラとフェデリコ・キエーザが先発。
最前線にアルバロ・モラタが入り、アドリアン・ラビオが新型コロナウイルスの離脱から戻ってきた。
試合は序盤から互いに勢いのある攻撃を見せる。37分にはディバラの豪快な左足のシュートがゴールポストを直撃。スタジアムに集まったユベンティーニを沸かせた。
どちらも決定機を迎えながら、ゴールを奪えない状況が続く中で最初にネットを揺らしたのはサッスオーロ。
ユベントスは、中盤からペナルティエリア内にフリーランニングしてきたMFダヴィデ・フラッテージを捕まえきれず、あっさりとシュートを許して失点。ビハインドを負って前半を折り返す。
後半に入り、同点ゴールを狙うビアンコネーリはサイド攻撃を中心にチャンスを作り出す。
選手交代を使いながら分厚い攻撃を繰り返して迎えた76分、ディバラのFKをウェストン・マッケニーが頭で合わせて試合を振り出しに戻した。
そこから、さらに逆転ゴールを目指すユベントスは前線に人数をかけて攻勢に出る。しかし、待っていたのはネーロヴェルディ(サッスオーロの愛称)のロングカウンターだった。
95分にマキシム・ロペスに裏を取られて絶体絶命のピンチに。最後はGKペリンとの1対1をループシュートで沈められ、最後の最後に勝ち越しゴールを許した。
これにより第3節のナポリ戦以来となる、今季3敗目を喫している。
【試合結果】
ユベントス 1-2 サッスオーロ
【得点者】
44’ フラッテージ
76’ マッケニー
95’ M・ロペス
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【4.5】
誰もが勝利を決める得点を望んでいたが、最後の最後にサッスオーロのカウンターに沈んだ。2つの失点はどちらも“緩い”守備を崩されてのもの。攻撃の形がなかなか作れなかった、もしくはフィニッシュに精彩を欠いたこと以上に、チームにおける守備の対応に不安が残った。第3節のナポリ戦以来となる今季3度目の敗戦は、「アッレグリ・ユベントス」の問題点を再び浮き彫りにしている。
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