アッレグリ、ボヌッチの出場停止を求めていたか
アッレグリのマネジメントが光る
ユベントスは日本時間の2月23日に行われたチャンピオンズリーグベスト16、1stレグのポルト戦で2-0と勝利を収め、ベスト8進出に大きく近づいた。
この試合ではアッレグリ監督の采配が的中したことで話題を呼んだ。試合展開が膠着状態に陥っていた67分にFWマルコ・ピアッツァ(21)を投入するとなんと5分後にそのピアッツァがユベントス加入後初ゴールを挙げた。更に先制点直後にDFダニエウ・アウヴェス(33)をピッチに送り出すと今度は僅か2分後にアウヴェスが貴重な追加点を挙げた。
またこの一戦ではDFレオナルド・ボヌッチ(29)がベンチ外となりスタンド観戦を行ったことでも注目を集めたが、これにはアッレグリの強い意向が反映されていたようだ。
彼は先週末のパレルモ戦での選手交代を巡ってアッレグリを侮辱、両者はドレッシングルームで口論に発展した。
この件について、もしフロントが彼に対して出場停止処分など何らかの罰則を科さなければ、アッレグリは自身がクラブを離れると脅し、これを受けてフロントが処分を下したとイタリア紙『La Repubblica』が報じている。彼は罰金に加えてポルト戦でのスタンド観戦という処分を受け入れてアッレグリに謝罪した。
チームが新システム採用以降、公式戦全勝と好調を維持している一方で、FWパウロ・ディバラ(23)は1月末のサッスオーロ戦で途中交代する際にアッレグリとの握手を拒否、そしてDFステファン・リヒトシュタイナー(33)は2月頭のイタリアダービーで途中交代に対して怒りをあらわにするなど、指揮官と選手の関係を疑問視する場面も見受けられた。
おそらくディバラやリヒトシュタイナーの件ではフロントからの要請もあってアッレグリは我慢していたのだろう、しかし今回のボヌッチの件ではフロントに罰則を強く要求した格好だ。
チームの核を担うボヌッチでも指揮官の判断に従わなければならないことを示したアッレグリ。より一層チーム全体の引き締めを図った同指揮官の手腕に今後も期待を寄せたい。
コメント
超一流選手の集合体であるビッグクラブの監督という職業は本当に大変だ
なにからなにまで、全てアレグリの思わく通りになってしまった。この人凄い。
一連の報道などを見ていると、アレッグリの方に非があるようにも思いますが、ともかくボヌッチと言う大黒柱に、厳しい罰を与えてチームの規律を思い出させ、まとめるアレッグリの手腕は流石の一言。
これでチーム内の雑音は消えるでしょう。ディバラ、リヒトシュタイナー、ボヌッチとピッチ外で良くない事が起き続いているので、これで消えるのと良いですね。これで多少吹っ切れたと思うので、あとはボヌッチとアレッグリとの関係が良い方向に向かうことを願います。
また、明日の夜エンポリ戦なのでしっかり勝ってほしいです。