【JJパジェッレ】セリエA第7節 トリノ対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
ロカテッリの決勝ゴールでトリノ・ダービーを制す
セリエA第7節が現地時間2日に行われ、ユベントスは同郷のライバル、トリノと対戦。
アウェイのスタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノで行われた熱戦は、マヌエル・ロカテッリが試合終盤に決めた得点により、1-0でビアンコネーリが勝利を飾った。
熱狂的な雰囲気の中でスタートしたダービーマッチは、ユベントスが立ち上がりに2つの決定機を作る。
まず3分、モイーズ・キーンが右サイドを駆け上がりペナルティエリアに侵入。そのまま右足でシュートに持ち込むも枠は捉えられない。
さらに5分には、左サイドからアドリアン・ラビオが中央へと折り返し、ゴール前でウェストン・マッケニーがチャンスを得るも、シュートは大きく枠を外した。
序盤はトリノのハイプレスに苦しみながら、カウンターでチャンスは作るも決定機を生かすことができないビアンコネーリ。
緊張感と熱意が入り混じる中で、試合は均衡した状態が続き、スコアレスで折り返す。
後半はスタートからユベントスがシステムを変更。最前線のキーンを下げて、ファン・クアドラードを右サイドに投入し、キエーザがトップの位置に移動する。
すると53分、さっそくクアドラードがピンポイントのクロスをゴール前に走り込んでいたDFアレックス・サンドロに合わせる。
惜しくもサンドロのヘディングシュートはGKに防がれたものの、ビアンコネーリの攻撃にリズムが生まれ始めた。
そして86分、ついにユベントスがトリノ・ゴールをこじ開ける。エリア手前中央でボールを受け取ったロカテッリが、狙いすましたシュートをゴール右隅に流し込んで先制。
その後は途中交代で入ったデヤン・クルゼフスキがポストを叩くシュートを放つなど、トリノに反撃の機会を与えず、そのまま試合は終了。
ユベントスがダービーを制するとともに、カンピオナート3連勝目を上げ、勝ち点を11に伸ばした。
【試合結果】
トリノ 0-1 ユベントス
【得点者】
86’ ロカテッリ
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点は【6】、満点は【10】。基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【7】
カンピオナート3連勝。苦しい前半を乗り越え、後半に向けた選手交代とシステム変更が試合の流れを引き寄せた。セリエAで135回目となったデルビー・デッラ・モーレは、その空気感を初めて味わったロカテッリのゴールで決着がついている。今季のトリノの街のカラーも、「えんじ」ではなく、「白と黒」だ。
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