コラム:現ユベントス首脳陣の“見識”
この手紙からでも彼の人間性、感謝の念がありありと伝わってくる。マドリーに戻っても、いつまでもユベンティーノの心に残る選手になることはほぼ間違いない。
たとえ、リーグ戦ではそこまでのインパクトを残さなくとも、カップ戦に特化した選手は過去を見返しても決して多くない稀有な選手だった。
思い返すと昨シーズンは不思議なシーズンだった。
FWカルロス・テベスが去ってFWマリオ・マンジュキッチの入団が決まったとき、喜んだユベンティーノはいったい何人いただろうか。MFユリアン・ドラクスラーとの交渉が破談に終わり、FWフアン・クアドラードの入団が決まったときも同様である。
ユベントスの移籍は、アニェッリ会長、マロッタCEO、ネドベド副会長、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の4人が最終的な判断を下しているのは周知のとおりだ。
一説にはアントニオ・コンテ前監督の突然すぎた辞任劇の裏側は、この“首脳会談”が原因とも言われている。
しかし、イタリア初のクラブ所有のスタジアムを立案し、建設させたアニェッリ会長の先見の明は疑う余地はない。実際、スタジアム完成から5連覇はスタートし、現在セリエAの絶対王者として“独走”している。
この4人の意見が一致しないと、どんな選手の獲得も破談に終わる。また、現在の札束が飛び交う浮世絵じみた獲得レースには一切加わらない。そうかと思えば、FWパウロ・ディバラには惜しげもなく3200万ユーロ(当時レート約44,6億円)を支払っている。
当時21歳だったアルゼンチン代表FWは現在チームのエースに成長し、バルセロナがFWリオネル・メッシの後継者にと獲得を目指す存在だ。
獲得には6000万ユーロでも足りないともいわれ、支払った3200万ユーロは安価なものになっている。決して“財布の紐が緩んだ”わけではないことを証明している。
コメント
今季はポグバ移籍しないで…
CL制覇の夢を見させてくれ…
あおやまさん、コメントありがとうございます!
本当に恐ろしいメンツが揃いましたね。アッレグリへのプレッシャーも凄そうですが、これでCL取れれば…新シーズンが待ち遠しいです!
はじめてのコメント失礼致します。
イグアイン獲得が正式に決まりましたね。
これで、国内はおろか、CLでも優勝を狙えるメンツは揃いましたね。
ポグバの移籍報道もありますが、今夏はそれを補って余りある補強が遂行されてると思います。
もう1枚中盤で主戦が張れる選手が加入してくれれば、もういうことありませんね。
イグアイン獲得に断固反対派。この補強費は他に回してくれ。
ワンマン経営でもないし
首脳陣がとても有能なのは助かりますね。
全盛期のクラブ価値を戻しつつあるのでこれからが楽しみです。
イグアインの移籍が現実味を帯びている今、この記事の内容は過去のものなのかと思いますね
リーグ6連覇&ビッグイヤーは、厳しい道程だと
思います。でも、自分はユベントスを何が有っても
最後まで、応援します