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スピナッツォーラが負傷交代…

後半もアッズーリがポゼッションを高め、ベルギー代表を押し込む展開で試合は進む。

しかし61分、デ・ブルイネのキレのある動きでPA内に侵入し、グラウンダーのクロスを入れるとルカクがシュート。

絶体絶命にも思われたがSBレオナルド・スピナッツォーラがシュートコースに入り、アッズーリを救う。

すると66分、今度は攻撃でみせる。オーバーラップからインシーニェのパスを引き出すが、ミートできない。

ベルギー代表もアッズーリゴールに迫る場面を作るが、決めきることができない。

ロベルト・マンチーニ監督は74分、ヴェラッティを下げMFブライアン・クリスタンテ、FWチーロ・インモービレを下げFWアンドレア・ベロッティを投入する。

このまま逃げ切りたいイタリア代表にアクシデントが襲う。この欧州選手権で“違い”をみせていたスピナッツォーラが交代を訴える。

マンチーニ監督は79分、スピナッツォーラを下げSBエメルソン・パルミエリを投入。このタイミングでインシーニェも下げベラルディを投入する。

追いつきたいベルギー代表もドクがキレのあるドリブルからシュートを放つも、枠を捉えることができない。

このまま逃げ切りたいマンチーニ監督は、後半アディショナルタイムにキエーザを下げDFラファエウ・トロイを投入する。

システムを3-5-2に変え、逃げ切ったイタリア代表が優勝候補の一角だったベルギー代表を粉砕。大会ベスト4に進出した。

 

▼試合結果

ベルギー代表 1-2 イタリア代表

▼得点者
ニコロ・バレッラ 31’　A：マルコ・ヴェラッティ
ロレンツォ・インシーニェ 44’　A：ニコロ・バレッラ
ロメル・ルカク 46’　PK

 

著者：J-JOURNAL　山口 努