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ゴールポスト直撃のFKを放つも…

このまま試合を終了させれば、イタリア代表史上最長記録となる「30試合無敗」に並ぶロベルト・マンチーニ監督は後半から動く。

DFレオナルド・ボヌッチを下げDFフランチェスコ・アチェルビを投入し、ユベントスのCBに休養を与える。

後半もアッズーリが試合の主導権を握るが52分、MFアーロン・ラムジーが入れ替わり、GKジャンルイジ・ドンナルンマと1対1に。

だが、サポートがなくイタリア代表DFによってボールを回収されてしまう。

アッズーリは53分、すぐさま反撃。ゴール前でFKを獲得するとベルナルデスキが狙うもゴールポストを叩く。

つづく56分、DFイーサン・アンパドゥがベルナルデスキへのタックルにレッドカードを提示され、イタリア代表が数的優位に立つ。

ここからほぼアッズーリがウェールズ代表陣内に攻め込む時間帯を増やしていくが、フィニッシュに精度を欠き追加点には到らない展開がつづく。

マンチーニ監督は74分、MFジョルジーニョを下げMFブライアン・クリスタンテ。75分、ベルナルデスキを下げ、ジャコモ・ラスパドーリを投入する。

直後の76分、FKのFWガレス・ベイルにドフリーでシュートを打たれるも、枠を大きく外し無失点記録を継続させる。

その後もアッズーリが攻め込むもウェールズ代表の堅固な守備を打開するには到らない。

マンチーニ監督は87分、殊勲のペッシーナを下げMFガエターノ・カストロヴィッリを投入する。ベロッティが直後に強烈なシュートを見舞うもGKの正面。

さらに89分、マンチーニ監督はドンナルンマを下げGKサルヴァトーレ・シリグを投入する“余裕”をみせる。

このまま逃げ切ったイタリア代表が「30戦無敗」を達成。 同国の代表史上最長記録となる記録に並んだ。

また、11連勝、11試合無失点と順風満帆で大会ベスト16を迎える。

 

▼試合結果

イタリア代表 1-0 ウェールズ代表

▼得点者
マッテオ・ペッシーナ 39’　A：マルコ・ヴェラッティ

 

著者：J-JOURNAL　山口 努