“アリ・ダエイ超え”も視野

ミシェル・プラティニ氏は、ビアンコネーリに初のビッグイヤーをもたらした功労者だ。

このフランス人ジョカトーレは1984年に母国で開催された欧州選手権（EURO）で前人未踏の9得点を挙げた。

これがそのまま大会通算記録にもなり、この記録は今日まで破られることがなかった。

プラティニ氏と同様に現在ユベントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドは、欧州選手権初戦で“レジェンド超え”を果たした。

これまで大会通算9得点で迎えたハンガリー戦。ドッピエッタを記録し、通算11得点とし、大会記録の更新に成功した。

世界各国メディアは試合後、こぞってこの大記録を伝えるとともに、欧州覇者連覇へ「好発進」を伝えている。

通算5大会連続出場はすでに欧州選手権の記録ともなっており、フットボール界のアイコンは絶好調だ。

ハンガリー戦でのドッピエッタはポルトガル代表で通算「106」得点とし、代表通算記録を保持するアリ・ダエイ氏がイラン代表で記録した「109」得点超えも視野に入ってきた。