【今節は無料公開! JJパジェッレ】セリエA第24節 ヴェローナ対ユベントス
クルゼフスキ 【5.5】
スペースのあるところでは無類の勝負強さを発揮する。特にサイドから仕掛けるプレーの効果は抜群。この試合でもC・ロナウドと2トップを組み、周囲を動きながら献身的にあらゆる役割をこなした。15分には右サイドでDF2人を交わしてラビオに好パスを送るも実らず。得点に繋がるプレーだけが足りなかった。
C・ロナウド 【6.5】
前半は目立たなかったもののチャンスをゴールに結びつける能力はやはり天下一品。49分にはエリア内に入ったキエーザの動き出しを見て、自身のマーカーを出し抜いてフリーで先制弾をネットに突き刺した。後半ATには自身が中央突破で奪ったFKを蹴ったが、壁に直撃。試合を決める仕事はできなかった。最終的に主力の不在を感じる試合。アシスト役の復帰を1番に待ち望んでいるのはきっと彼だろう。
マッケニー(68分から出場) 【5.5】
動きの落ちたラムジーに代わり登場。ピッチを上下動して中盤にリズムをもたらした。しかし期待された勝負を決めるプレーはできず、チームに勝ち点3はもたらせなかった。まだコンディションが整っていない様子は否めない。
ディ・パルド(86分から出場) 【採点不可】
キエーザとの交代でピッチに入るもプレーに関与する機会はほとんどなかった。セリエAでの2試合目はほろ苦い試合となっている。
ピルロ監督 【5.5】
かつての天才レジスタにとって、ピッチに立てないことがこんなにも歯がゆいことはないかもしれない。監督としての仕事の難しさを大いに感じる試合となったはずだ。中盤から前線にかけて展開のテンポが悪く、単調なパス回しは相手に対応する時間を与えてしまった。起用できるトップチームの選手が少ないとはいえ、交代策が後手を踏んだことも同点ゴールを許す結果に繋がっている。いよいよ逆転スクデットにも暗雲が立ち込めて来た。ここから指揮官にとっての正念場が続きそうだ。