MOM：シュチェスニー 【6.5】 
試合開始早々にファラオーニのヘディングシュートを左手でブロック（ポスト直撃）、さらに85分にはラゾヴィッチの強烈な右足のシュートをワンハンドで弾いた（クロスバー直撃）。1つの失点は喫したものの、その他にもエリア内で危機を脱するプレーを何度も見せてチームを窮地から救っている。彼の活躍がなければ敗戦の可能性すらあった。

デミラル 【5】
体を張った粘り強い守備でヴェローナの攻撃を跳ね返していたが、その“壁”も90分もたなかった。失点時には自陣で中途半端なクリアを相手に奪われ、さらにアシストを記録したラゾヴィッチへの寄せも甘くあっさりとクロスを許してしまった。これがパフォーマンスを継続することの難しさだろう。状況判断やビルドアップの面ではボヌッチの不在を感じてしまう。そんな結果となった。

デ・リフト 【6】
前半にラザーニャへの激しいボディコンタクトで不本意にも警告を受けてしまった。それでも個人としてはヴェローナの攻撃陣に対し完勝。最終ラインでリーダーシップを発揮し、ロングボールやカウンターアタックにも最後まで壁として立ちはだかった。失点シーンだけは、彼にはどうすることもできなかった。

A・サンドロ 【5.5】
前節のようにチャンスメイクする機会は少なかったものの、守備では3CBの一人としてその役割をこなした。また後半にはビルドアップ時にアンカーのポジションに入り、前線にボールを運び出すプレーを披露。新たな一面も見せている。しかし、失点時にはクロスボールが上がった時点でミスマッチが成立。190cmのバラークに狙われてしまった。