コラム:いよいよ幕が開けるCLラウンド16、ユベントスが対戦するポルトとは?
著者:J-JOURNAL 編集部 Nori Miyagi
ポルトの注目選手や過去の対戦成績は…
ユベントスは現地時間17日に、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグに挑む。
グループステージで同組のバルセロナを抑え首位通過を決めたビアンコネーリ。
スイスのニヨンで行われたラウンド16抽選会の結果、イタリア王者はポルトと対戦することが決まった。
ネームバリューでは一見楽な相手だが、ユベントスは昨季のラウンド16でリヨンに敗れ、一昨シーズンはベスト8でアヤックス(オランダ)に敗退へと追いやられた。どちらも下馬評では有利とされていた相手だ。
実際のところ、リヨンもアヤックスも十分に欧州で結果を出せるチームだったことは今となっては明らかだろう。
要するに、いざ蓋を開けてみなければ、どちらが次のラウンドの切符を手にするのかは分からない。
これまで多くの監督たちが「エピソードが勝敗を分ける」と口にしてきたが、まさにその通り。
少なくともユベンティーニは一つの出来事が結果を決めるシーンを何度も目の当たりにしてきたはずだ。
今季のCLラウンド16で対戦するポルトも、油断のできない相手であることに間違いはない。
そんなポルトは、グループCでマンチェスター・シティに1位の座を譲ったとはいえ、その他のライバルを圧倒して2位通過を決めた。
このポルトガルの雄は、今季のCL初戦こそペップ・グアルディオラ率いるシティに3-1と敗戦を喫したものの、続くオリンピアコス戦では2-0と快勝。
その後、マルセイユとの2連戦ではホームで3-0、アウェイで2-0と無失点で完全勝利を上げている。
さらにマンチェスター・Cとの2戦目を0-0のドローで終えて決勝トーナメント進出を確定させ、最終節のオリンピアコス戦でも2-0と勝利してCL常連クラブとしての強さを見せ付けた。
このドラゴンズ(ポルトの愛称)で中心選手の1人となっているのが37歳のベテランDFペペだ。
かつて、レアル・マドリーで数多くのタイトルを獲得してきた経験豊富なこのCBは現在、プリメイラ・リーガで首位を争うポルトの守備を支えている。
過去にチームメイトとして共にビッグイヤーを掲げたFWクリスティアーノ・ロナウドとのマッチアップは、この対戦における注目ポイントとなるだろう。
その他にも、ポルトには非凡な能力を備えた選手たちがサイドを中心に縦に速い攻撃を展開する。