吉田擁するサンプドリアに最後まで苦しめられたユベントス、公式戦4連勝!
2021/01/31
Tuttosport
C・ロナウドは沈黙…
後半も開始からシンプルにDFラインの裏にキエーザとモラタを走らせ、サンプドリアが跳ね返す展開がつづく。
サンプドリアも反撃。54分、巧みな動きでDFラインをFWファビオ・クアリアレッラがかいくぐる。
GKヴォイチェフ・シュチェスニーと1対1の局面を迎えるもDFジョルジョ・キエッリーニが身を挺し、ブロックし事なきを得る。
ユベントスも56分、DFレオナルド・ボヌッチのスルーパスに抜け出したモラタがネットを揺らすもオフサイドの判定。
ホームで負けられないサンプドリアも68分にツートップを一気に交代させ、ユベントスゴールに迫る回数を増やしていく。
アンドレア・ピルロ監督も75分、MFロドリゴ・ベンタンクールを下げMFアドリアン・ラビオを投入する。
この交代策が当たり、ボールポゼッションをふたたび高めるが追加点には到らない。
ピルロ監督は78分、モラタを下げFWフェデリコ・ベルナルデスキを投入し、キエーザを一列上げる。
追加点を奪い、試合を決めたいピルロ監督は84分、キエーザを下げMFアーロン・ラムジー、MFアルトゥールを下げSBアレックス・サンドロを投入する。
このまま逃げ切るとも思われた91分、クリスティアーノのサイドチェンジにWGフアン・クアドラードが抜け出しラムジーに丁寧なパスをおくる。
ウェールズ代表MFが難なくネットを揺らし2-0とし、試合を決定づけた。
その後も最後まで攻めつづけたイタリア王者はサンプドリアに反撃を許さず、公式戦4連勝で試合を終えた。
▼試合結果
サンプドリア 0-2 ユベントス
▼得点者
フェデリコ・キエーザ 20’ A:アルバロ・モラタ
アーロン・ラムジー 91’ A:フアン・クアドラード
著者:J-JOURNAL 山口 努
コメント
昨季と一番違うところはやっぱりゴール前に入ってくる人数の多さ。サッリ体制の時はケディラが終始ほぼいなかったのが残念だしかわいそうだったけど、今季はロナウドがゴール前から離れてボール受けても必ずゴール前には2人以上入って来る。
以前とは明らかに相手ディフェンダーの守りにくさが違うと思う。
この短期間で、しかも浸透させにくそうな戦術をここまでのレベルで落とし込めたピルロはやっぱりすごい。修正力がとか、交代が遅いってのも確かに一理あるけど、それはこれから長い監督キャリアをできればユーヴェで過ごして磨いていってほしい。