【JJパジェッレ】セリエA第16節 ミラン対ユベントス
著者:J-JOURNAL 編集部 オキナウェーゼ・宮城
イタリア王者が貫禄の勝利! ミラン撃破で浮上のきっかけを掴む
セリエAの第16節が現地時間6日に行われ、ユベントスは敵地のサン・シーロでリーグ首位のミランと対戦。
右サイドを務めたFWフェデリコ・キエーザのドッピエッタと、後半から入ったMFウェストン・マッケニーのゴールで3-1と試合を制した。
チーム全体が連動し、コンパクトにハイプレスを仕掛けてくるミランに対しユベントスは、アンドレア・ピルロの「代名詞」と言えるショートパスで敵陣の打開を図る。
ハイレベルの攻防が繰り広げられる中、16分にはキエーザがパウロ・ディバラとのコンビネーションでミラン守備網を突破。背番号「22」のゴールでイタリア王者が早々に先制点あげた。
幸先よくリードしたビアンコネーリだったが、ホームのロッソネーリも当然ながら一歩も引かない。
一進一退の展開から前半終了間際の41分には、ミランのダヴィデ・カラブリアにゴールを許しユベントスは同点に追い付かれる。
それでもイタリア王者には意地があった。後半に入り、62分には再びディバラとの“ホットライン”からキエーザが2点目を奪取。
さらに76分には、後半途中からピッチに入ったFWデヤン・クルゼフスキーとマッケニーの2人が絡んで得点。リードを2点に広げた。
その後、守備を固めてミランの反撃を跳ね返し続けたユベントスが上位対決を制し、首位奪還に向けての大きな一歩を踏み出している。
【試合結果】
ミラン 1-3 ユベントス
【得点者】
16’ キエーザ
41’ カラブリア
62’ キエーザ
76’ マッケニー
ここからは、J-JOURNAL独自の視点によるパジェッレ(採点&寸評)を公開。ティフォージの皆さんは、この試合をどう見ましたか?
※平均点【6】、基本的には15分以上のプレーで採点
ユベントス 【7】
キエーザのハイパフォーマンスも然ることながら、シュチェスニーを中心とした守備陣の奮闘も光った。ミランの統率されたプレスにはまり、中盤でミスが生まれる苦しい時間帯もあったが、最後はチームとしての総合力の差が出たと言えるだろう。何よりも王者の意地を見せ、「カルチョの劇場」サン・シーロで勝利したことを称えたい。この日のイタリアは祝日だった。ユベンティーニはエピファニーアの夜を盛大に祝えたに違いない。
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