コラム:「ピルロ・ユベントス」に足りないもの
2020/10/28
著者:J-JOURNAL 編集部 山口 努
唯一無二のジョカトーレだったアンドレア・ピルロが、監督としてのキャリアをスタートさせたのは今年の8月のことだ。
イタリアの盟主は、コーチの経験すら皆無だったピルロに監督を任せた。いわば「賭け」と表現しても差し障りはないだろう。
この新米すぎるほどの新米監督は、ここまで公式戦5試合を終え、無敗を貫いているのは評価に値するのではないだろうか。
今シーズンのビアンコネーリのカンピオナートだけの結果をみると、つい歯噛みする気分に陥るのは少数派の意見ではないだろう。
理由はクロトーネやヴェローナといったプロビンチャ相手に引き分けたことが起因しているはずだ。
不可解なジャッジや、バー直撃のシュートなど、あらゆる面で「運がない」という短絡的な意見も理解できないものではない。
一方で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では上々のスタートを切った。
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