パドイン、ユベントス時代を振り返る「唯一無二の経験だった」
2020/10/24
L’Arena
「負けるといつもドレッシングルームに戻って来るなり、怒りをまき散らしていたんだ」
「そんなある時、僕らの栄養士が水分補給のためにとドライフルーツがいっぱい入った飲み物を差し出すと、怒り狂っていたマルコはその容器をつかんで投げ飛ばしたんだ」
「すると、その奥のロッカーの前に座っていたアルトゥーロに全て降りかかり、彼の服が柔らかくなったドライフルーツまみれとなったんだ(笑)」
――アントニオ・コンテについて
「最初のスクデットは信じられないものだったよ。最終節まで残り4試合だった時にした、監督としての彼の話が決定的となったんだ」
「コンテはあの時、『ミランが苦しんでいる時だから、最後まで諦めずにスクデットが獲れると信じろ』って話をしたんだけど、モチベーションを高める手腕は本当に恐ろしいものだったよ」
「それに、チームのパフォーマンスに彼が満足しなかった時には、ハーフタイムに手当たり次第に物を投げまくって八つ当たりしていた時もあったな」
「それから、マイアミでおこなったツアーの時の話なんだけど、午後から半日オフをくれた日があってね」
「翌日はイタリアに出発する日だったから、僕らはみんなで外に出かけて、真夜中に戻って来たんだ」
「翌日は楽なトレーニングになるんじゃないかなと思っていたんだよ。でも、翌日の朝には容赦なくしごかれた」
「これからもずっと繰り返して言うけれど、コンテと会ってからカルチョを学ぶまで、僕はただ単にボールと戯れていたにすぎないんだ」
「思考能力が変わったし、決断を早め、全ての動きにある特定の意味があることを理解したんだ。本能的なものではなく、無駄だと思える動きでも、それがチームメートにとって役立つことになるかもしれないってことを理解したんだよ」
コメント
ユーヴェのムードメーカーだったよ。